第97回 全国高等学校野球選手権 大阪大会が大阪ドームで始まりました。
開会式後の第1試合が、野崎高校VS関西大学北陽高校の試合です。
関西大学北陽高校は、皆さんご存じのように、甲子園に何度も出場している古豪中の古豪です。
1回の表裏は両高とも三者凡退で、落ち着いた立ち上がりでした。
2回の裏、関大北陽先頭打者の4番にレフトへホームランを打たれ、その後も連打により8点を失いました。
しかし3回以降、野崎エース小松君の緩急を織り交ぜた打たせたとるピッチングと、バックの守りに助られ、5回までは0点に抑えていました。
特に、レフト木村君のフェンスに激突しながらの補給や、サードへの厳しい当たりを竹地君が好捕するなどファインプレーも見られる、しまった試合でした。
6回の裏、好投を続けていた小松君でしたが、関大北陽3番にツーランホームランを打たれサヨナラ負けとなりました。
点数的には0対10と大敗ではありますが、試合としては両者とも全力プレーでとても見どころのある感動的な試合でした。
グランド外で何より感動したのは、大阪府立阿武野高等学校野球部の友情応援でした。
ベンチ入りした9名だけの部員にかわり、試合前の相手校とのエール交換や試合中も本校部員の名前を入れた応援歌で盛り上げ、試合終了後のエール交換まで、声をからしながら応援してくれました。
この試合は単なる野球観戦でなく、プレーも応援も「これぞ高校野球!」という、すがすがしい気持ちにさせてくれた試合でした。
本校の3年生はこれで引退となりますが、この試合は、後輩たちへの大きなメッセージになったと思います。
3年生諸君! ご苦労様でした!!
そして、これから試合を迎える、大阪府立阿武野高等学校野球部にエールを贈るとともに、関西大学北陽高校のこれからの戦いを応援していきたいと思います。
この試合の応援の来ていただいた、保護者・OB・教職員・関係の方々、大阪府立阿武野高等学校野球部の皆様、本当にありがとうございました。
そして、野崎高校野球部員、顧問の皆さん、お疲れ様でした! いい試合を観させて頂きました!!