2/8(木)に、1年生対象に人権講演会が行われました。
講師は、昭和レコード所属のHip HopアーティストであるSHINGO★西成さん。
講演のテーマは、貧困問題と言葉の力、「前向きに生きる」講師の姿から「自分の生き方」について考えること。
SHINGOさんの出身地である西成(特に「あいりん地区」と呼ばれる地域)は全国から仕事を求めて人がやってくる労働者の街です。その多くは工場や建設の現場で働く日雇い労働者です。借金をかかえてホームレスになる人もいます。その街のことを同じ大阪に住んでいる私たちはどれだけ知っているでしょうか?
ラップを歌うSHINGOさんの言葉の源は、生まれ育った西成の日常です。
非常に貧しい幼少期を過ごしたSHINGOさん。「心まで貧乏にはなっていない」「何くそ」という気持ちを持っていたからこそ今があるといいます。忙しい中で毎日のように母が書いてくれた置き手紙の言葉や幼いときから目にしてきた厳しい現実の「良いところも悪いところも」歌にしようとその思いをラップに乗せて歌っています。
また、歌手としての活動だけでなく、西成の炊き出しボランティアや児童館へのボランティア、あいりん地区の集会などにも参加して、多くの人達をサポートし、励まし、背中を押すような活動を続けています。
講演では、SHINGOさんの代表曲 "大阪UP" からはじまり、小さい頃から残してきた言葉や想いでできた "心とフトコロが寒いときほど胸をはれ" 、亡き友人への想いをしたためた詩 "人声" の朗読、頑張っている人へのエール "GGGG" 、質疑応答のコーナーではMCバトルをしたいという生徒と急きょMCバトル!名乗り出た生徒は一挙注目の的となりました。
ライブだけでなくお話もたくさんしていただきました。
その言葉の一言一言が、生徒一人一人の胸に届いたことだと思います。
最後は、SHINGOさんが伝えたい想い、そして言葉が詰まった "ここから...いまから" で終演。
このブログもその "ここから...いまから" の歌詞の一部をご紹介して終わりにしたいと思います。
生徒のみなさんが、
"アセラズ クサラズ アキラメズ"
に、前向きに人生を歩んでいってくれることだろうと思います...
"ここから...いまから"
SHINGO★西成さん、本当にありがとうございました!