6/20(木)、スマホ利用に関する講演会を行いました。
通常午後にLSの時間等で講演会を行いますが、午後からだと暑いということと、ハードスケジュールな講師の方ということで、1・2限の時間帯で講演会を行いました。
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そのハードスケジュールな講師の方とは...
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NIT情報技術推進ネットワーク(株) 代表取締役の 篠原嘉一 さんです。
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篠原さんは兵庫県の情報セキュリティーサポーターとして、教職員・PTA・生徒・行政企業研修・県警サイバー犯罪対策課・捜査本部研修などなど、ネット被害の現状を現実のものとして伝えるため、毎日近畿一円津々浦々で公演活動を行われています。
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普段、気軽に使っているSNSサービス・アプリの設定の仕方によっては、自分自身の個人情報を世間に垂れ流しにしていることになっていることについて、説明と、その対処法をお教えいただきました。
実際にその場で生徒にスマホを出すよう指示してくださり、生徒一人ひとりにチェックさせてくださいました。
生徒は各々自分のスマホをチェックすると、いわゆる垂れ流し状態の設定にしていた、また、過去にのっとられた疑惑のある生徒が結構いたそうで、「えー!」「のっとられてるー!」と会場がざわついていました。
先生方もチェックチェック
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その後もさまざまなサービスやアプリの注意点をたくさん教えてくださいました。
さらには、最近では就職の採用選考の際にAI(=人工知能) を使っている企業もでてきているらしく、AIで過去のSNSサービスでの投稿を洗い出し、内容によってはその時点で不採用、内定していても内定取り消しといったことがあるという事例も紹介してくださいました。
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バイトテロやバカッターといった身近な話題の紹介もしてくださりました。
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SNS等で一度でも、公開した内容は、その時点で全世界に配信されることになり、投稿を削除しても、誰かがコピーしているとその内容がネット上から消えることはありません。これをデジタルタトゥーといいます。
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これは、他者を傷つけるだけでなく自分も傷つけるものだということであり、人権問題でもあるということ...
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なんでも「できる」からといって「していい」というわけではありません。
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「できること」と「していいこと」とは違う
ということです。
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ということで、せめて学校では使わずにガマンしてみて、直接、顔を見て話すアナログなコミュニケーションを心がけましょう!
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もし、SNSで情報を発信する際には、さまざまな注意事項を確認した上で、
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" 後悔 " しない内容を " 公開 " するように しましょうね。
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最後になりましたが、大変お忙しい合間を縫ってお越しいただきました篠原さん、本当にありがとうございました。