7 教職員研修(教育相談委員会主催)

 本日の午後、本校のスクールカウンセラーの方による教職員対象の研修を実施しました。内容は思春期に多く見られる起立性調節障害についてのお話でした。重症化すると長期に及ぶことになってしまい、学校生活や社会生活に大きな影響を与えかねないものです。自律神経機能の不全にもとづくものなのですが、特に朝に強い不調状態が見られるために、「さぼっている」「やる気がない」などの印象を周囲に与えてしまう事態になるということです。

 対処としては適切な医療機関で診断を受け、本人はもちろん、周りの大人がまず正しい認識を持つことが大切なようです。そのうえで、学校生活などをめぐって生活リズムを整え、環境の調節を行いながら治療にあたっていくことが必要だということでした。そのためには、本人に安心感を与えたり、本人との信頼関係を築いたりしながらの対処が肝要になるということでした。思春期から青年期に向かう時期は心身に様々な変化が起こります。(私自身、中学生の時に長期にわたり大きく体調をくずしてしまい、つらい時期を過ごした記憶があります。)教育現場での教育相談機能の充実が求められるところです。

 本校生徒が安心安全な学校生活を過ごすために、本日の研修内容を今後の教育活動に役立てていきたいと考えています。

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