39 軽音楽部による二つの地域連携行事への参加報告

 コロナ禍が一定の落ち着き具合を見せているのに比例して、各種のイベントが徐々にですが復活してきています。オンラインによる仮想空間でのコンサートライブがコロナ禍の影響で活況を呈したのは確かでしょう。言うまでもなく、パフォーマンスは実施されてこそ意義があります。どのような状況であれ、個人の頭の中で空想されるよりは、何らかの形で実際に演じられるほうがよい。一昔前であれば、同じような状況であればまったく発表の場がなかったかもしれないのが、今ではウェブ上でのパフォーマンス披露が可能になっています。今後、この形でのパフォーマンスはますます増える可能性があることでしょう。しかし、ライブ独特の空気感や生音の迫力などは実際のパフォーマンスでしか出せないことも事実です。これからは、その両者が状況条件にあわせてライブシーンを生み出していくことになると思います。

 前置きが長くなりましたが、本校の軽音楽部が今秋に地域連携活動の一環として二つのライブイベントに参加したので報告しておきます。

 まず10月30日(土)に泉ヶ丘広場で行われた「南河内ハロウィンロックフェスティバル」についてです。世代と国境をこえてつながるということをテーマにして、9校が参加して開催されました。その目的の一つ目はSDGsの11番めの目標である「住み続けられる街づくり」をふまえて、音楽を通じて高校生が地域に貢献し、つながることです。二つ目の目的は南河内以南の高校生が合同ライブを行い、音楽性の共有、コミュニケーション活動力と社会貢献精神の育成を図るということです。本校からは総勢27名が参加しました。バンド「Snowflake」は「STARTSHIP」以下3曲を、バンド「女女(じょじょ)」は「スーパースター」になったら以下3曲を披露しました。

 前日の夕刻から機材を運び出し、当日は部員全員が仮装したのですが、自分たちはもちろんのこと、ソーシャルディスタンスをとるように観客に声かけをするなど感染症対策を協力して行いながら、工夫して幼児にキャンディキャッチャー体験をしてもらったりもしたそうです。たくさんの引退した3年生や卒業生がかけつけてくれたという報告も受けています。

 次に11月14日(日)に行われた「マリーナ・アリーナZEROカーボンRock Festival」について参加の報告を書きます。「世代を超えて地域と繋がるゼロカーボンロックフェス」をテーマに堺旧港クリエーションマリーナで開催されたこの催しには府立高校から泉北高校と本校の軽音楽部が参加しました。堺市長による記者会見でも本校の名前を出して触れられていた催しです。目的は太陽エネルギーを利活用し、SDGsを実現しようというものです。高校生にとっても資源や自然について考える機会になり、持続可能な未来で主体となりうるための取り組みになりました。あわせて、音楽を通じて地域貢献を行い、様々なつながりを作っていくことにもなったと思います。ライブも太陽光発電を利用して行ったそうです。天気も良く、保護者、地域の方々はもちろん企画関係者など多くの人に聴いていただけたという報告を受けています。

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