46 謹賀新年

 明けまして、おめでとうございます。保護者の皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。ご関係の皆様、本年も堺西高校をよろしくお願い申し上げます。生徒のみなさん、今年も一緒に西高をより良い学校にしていきましょう。よろしくお願いします。

 前回の年末年始よりは通常の状態で今回の年末年始は迎えることができましたが、連日の報道にもある通り、ここにきて大阪府を含めた全国で新型コロナウイルス感染者数が増えてきています。新株感染に加えて、年末からの期間の人出の多さが反映しているということですが、来週からは学校等の教育機関も本格的に始まりますので、その時の状態が心配です。2学期の終業式で私や保健福祉部長から伝えた通り、生徒の皆さんには残りの冬休み期間も油断することなく、対策をしっかりとしてほしいと思います。

 さて、生徒の皆さんにはその終業式の講話で計画を立てることの大切さも伝えました。見通しがないということは、具体的な目標がないということです。目標がないと日々の生活がその場しのぎになり、面倒なことはあとまわしにするようになるでしょう。あとまわしにした「すべきこと」は無くなるわけではありませんから、ずっとそのことが気にかかる状態になります。地道な生活をするのが面倒になると、あとまわしにすることがどんどんと増えて、気がかりなことも嵩(かさ)んできます。そうなると、心の余裕がよけいになくなると思います。具体的な計画を立てて、身の回りのことを地道にきちんとしていくことから心に余裕ができて、生活のリズムが生まれるのではないでしょうか。これも言ったとおりに、計画は思ったように進まないことも多いのですが、方向性は持続するので、生きる指針になってくれます。

 私はスマホのゲームなどをいちがいに否定するつもりはありません。しかし、それがずっと現実からの逃避の場となっている状態はやはりどうかと思います。依存度が高くなってしまうと、主体的に自分でアクションしていこうという意識が薄くなり、その依存対象に振り回されてしまいます。精度の高いゲームなどは夢中になれる面白さがあるでしょうから、余計に気を付ける必要があります。偉そうなことを言うようですが、私自身もいろんなことに心の余裕を失うくらいに振り回されてきた経験があるからこそ、そのことを踏まえて若いあなたがたに伝えているつもりです。

 あとの残りの冬休み期間、それに続く3学期の学校生活をどうするかを落ち着いて考えてみてください。そして、見通しを立てた計画を練ってみましょう。始業式の時に、元気なみなさんに会えるのを楽しみにしています。

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