48 第6波のコロナ禍と本校の教育活動

 コロナ感染症の拡大状況が新株の影響で深刻になってきています。昨日は府の検査数が前日の半分ほどだったのに、新規陽性者数が一挙に増えました。陽性率が45パーセント弱あったからです。もし、検査数が前日までと同じくらいであったならば、大阪府だけで1万ほどの数字が出ていたことになります。府立学校でも多くの学校が臨時休業を余儀なくされています。本校でも行事や活動などに大きな影響が出てきています。

 これまでの株と違い、新株は発症まで2~3日と言われています。濃厚接触者特定に要するのが2~3日、検査結果が出るまで2~3日という状態では、感染ルートを特定して拡大を防ぐことが難しくなります。特定、結果が明らかになった時には他者にうつしている可能性があるからです。私も本校の教育活動が滞らないようにするためにはどうすればよいのかの見通しを立てるために、校内の生徒の関連情報をふまえて、府や堺市や教育庁から提供される情報などに対するアンテナの精度を上げて、様々なデータを集めているのですが、ここにきてとても困難な状態になっています。状況変化のスピードがあまりに早いからです。

 こういう時は、この2年間で実績のある防止対策をより徹底して、もし自分が無症状の陽性者であっても他者にうつさないようにすることをとにかく心がけることが大切になります。医療ひっ迫、崩壊という事態にならないためには高校生も協力しなければならないと生徒にも伝えています。

 この状況ですから、今後ふたたび学校の教育活動に対する制限も厳しさを増してくることが予想されます。しかし、そういう状況においても、健康と安全に極力配慮しながら、本校らしい教育活動を行うためにはどうしていくのがよいかについて関係者、諸機関と一緒に考えていきたいと思います。ご理解とご協力のほどをお願いいたします。

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