49 (続)第6波のコロナ禍と本校の教育活動

 本日から3年生は学年末考査に入りました。高校生活で最後の定期考査になります。大学や専門門学校では試験があっても定期考査と呼びませんので、ほとんどの生徒にとって最後の定期考査経験となります。社会的な感染拡大状況のなかでまずは初日を迎えることができています。最終日まで日程通りに行えることを願っています。3年生の皆さんは体調を管理し、感染対策も万全にして、しっかりと考査に取り組むようにがんばってください。

 さて、新聞等でもしきりに報道されていますように、大阪府教育庁の臨時休業基準等に関する考え方が大きく変更されました。休業にする範囲をまずは学級単位として、直近の三日間で一定の割合で陽性者等が出た場合に臨時休業にすることになります。細かい部分は異なりますが、インフルエンザが流行している場合の対応に近いものに変わっています。

 学校の教育活動において、「濃厚接触者を出さない」イコール「感染拡大を防ぐ」ということになります。学校生活において授業外の時間に楽しく交流を深めることもとても大切です。特に食事の時の会話はいろいろな意味で生徒たちにとって楽しみでしょう。一方で、何としても感染の拡大を防ぐというのも大切なことです。新株は症状が軽いと言われていますが、たとえば基礎疾患を持っている方にとってはやはり大きな危険因子になるものです。

 二つの大切なものがあり、単純に両立しない場合は優先順位をつけることになります。この場合、現在の状況をふまえて優先されるのは感染拡大防止のほうです。生命にかかわる安全が最優先事項になるのはいうまでもありません。そして、臨時休業基準が変わったとはいえ、感染が校内で広がれば、学校生活そのものが維持できなくなり、授業や部活動はもちろんのこと、昼食自体を一緒にとることもできなくなります。生徒のみなさんには窮屈な思いをさせていますが、社会全体などの感染状況が改善されるまでは我慢してほしいと思います。

 学校生活の様々なところで、制限や中止をしていかざるをえない場面がふたたび増えてきていますが、我々も近年の動きのなかでコロナ禍との戦い方を学ぶ経験をしてきていますので、何とか本校の特色を生かした教育活動をできる範囲で維持していきたいと思います。関係者の皆様には引き続きご理解とご協力をお願いいたします。西高の生徒のみなさん、がんばりましょう。

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