52 44期生音楽コース「ラストコンサート」

 本日、12時20分から本校音楽室で3年生(44期生)音楽コース選択生徒によるラストコンサートが開催されました。新年の年明けからのコロナ感染症の広がりもあり、教育庁からの教育活動制限しだいでは開催できるかどうかという懸念を抱いていましたが、出された通知内容をふまえて担当教員との相談も行い、実施することができてよかったと思います。対策を万全にするために換気や人的距離の確保はもちろんですが、音楽のパフォーマンスであってもすべての場面でマスク着用のままでの実施となりました。生徒たちには本当はマスクなしで行わせたいのはやまやまですが、この状況下ですのでできるだけの対策をしての開催となったしだいです。(私も今の3年生には様々な思いがあるので、数十年ぶりに生徒の前で拙いリコーダー演奏を披露しようと思っていたのですが、管楽器演奏は控えるようにということですので、残念ながら諦めました。)

 今までの「思い」や「感謝の気持ち」を演奏と歌で伝えようというのがコンセプトだということです。そのコンセプトどおりに、ナイーブな情感をただよわせた、青年期のすがすがしさと素直さがこもった歌と演奏が聴き手の我々のほうに、やさしくて力強い「気持ち」「思い」を届けてくれるコンサートになったと感じています。3年生学年末考査の最終日なので、練習時間もあまりとれなかったと思いますが、緊張の中、良い演奏会にしてくれました。

 曲目だけをあげておきます。「堺西高等学校校歌」「さよならエレジー」「空も飛べるはず」「ボヘミアン・ラプソディー」「アフターダーク」「さくらさくら幻想曲」「続いていくstory」「Starting Now~新しい私へ~」「いのちの歌」「正解」。

 歌舞音曲の類は生活に必需のものではなく、付け足しの余興にすぎないという意見を聞くこともありますが、私はそうではないと考えています。これまでの歴史などを振り返っても明らかなように、むしろ、音楽やダンスというものは、生活の根の部分として我々に心の栄養を届けてくれるものだと思います。今日の曲紹介でも「この曲に支えられた、これからもよろしく」「この曲にこもる思い出を忘れることはない、だから演奏したい」という内容のメッセージがくり返し出てきていました。本校の音楽コースで学んだ生徒のみなさんは高校で人一倍音楽の勉強をした人間としてのアイデンティティを持ち続けて、これからも豊かな音楽とのつきあいをしていってください。演奏発表者、指導された先生方など、このコンサートに関わったみなさん、お疲れさまでした。Thank you for the music!

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