保健だより9月号(臨時号)

本日、保健だより9月号(臨時号)がGoogleClassroomで全生徒に配信をされました。

今回のテーマは

          「マスクについて考える」

昨年度は、マスクを着用しなくてはならない場面と理由、

熱中症等マスク着用時に気を付けなくてはリスクなどについてアンケートを取り、

生徒全体で考えてみました。

今回は、マスクの種類についてです。

保健だよりに掲載されている通り、

マスクには「不織布」、「布マスク」、「ウレタンマスク」などがあります。

保健だよりには、スーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーション結果が掲載されています。

吐き出し飛沫量のカット率を見てみると、

不織布マスク・・・80%

布マスク・・・66~82%

ウレタンマスク・・・50%

   不織布マスクと布マスクの効果はさほど変わりません。

ところが、吸い込み飛沫量は、

不織布マスク・・・70%

布マスク・・・35~45%

ウレタンマスク・・・30~40%

    不織布マスクの効果は、他と比較して倍近くあるようです。

「吸い込まないための効果」が高い・・・

つまり、不織布マスクは自分を守るための効果に優れているというのがポイントです。

では、ウレタンマスクはだめなのでしょうか?

いえいえ、ウレタンマスクにも長所はあります。

呼吸は、体温調節にも役立っているため、運動中や暑い日の不織布マスクは熱がこもり易く、

熱中症に繋がりかねません。

そのような時はウレタンマスクの方が適しているのではないでしょうか。

何事においても通じることですが、マスクについても「時」、「場所」、「目的」を考え、

自分の判断で行動することが大切だということが言えます。

ファッション最優先で、密集場面でウレタンマスクをしている人

心当たりがあれば、「マスクをする目的」についてもう一度考えてみてください。

もう一つ大切なこと

それは、様々な条件を抱えている人がいる ということです。

アレルギーがあるために、着けたくても不織布マスクが着けれない人。

呼吸器系が弱い人にも、着けることが困難な人がいます。

コロナの流行が始まった頃、一時期「マスク警察」という言葉が流行りました。

人は自分が不安になると、どうしても周りが気になり、

時に、相手の「環境」や「気持ち」を考えない攻撃をしてしまうことがあります。

常々、生徒の皆さんに伝えていることですが、

感染症に関わる、詮索、偏見、誹謗、中傷、が起こらない

安全で安心した高校生活を、作りあげていきましょう。