2学期終業式を行いました

本日、2学期終業式をおこないました。

いろいろとあった2学期ですが、何とか無事に終了しました。

進級、卒業、進路選択などを控える大切な3学期に向け、

コロナの感染状況も気がかりではありますが、

これからも、学校一丸となり、乗り越えていきたいと思います。

終業式の挨拶は、放送にて行いました。

今日で、2学期が終わりました。

振り返れば、8月末から9月の初めにかけて感染が拡大し、本校は、午前中対面授業、午後からはオンライン授業という形をとりました。

先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても、大変な時期であったと思います。

9月下旬になり、一気に感染者が減り始め、制限は少しずつ緩和され、

完全とは言えないまでも、行事や部活動など、普段に近い高校生活が戻りました。10月に開催された1年ぶりの文化祭では、私自身も多くのクラブやクラスの出し物を見て回り、マスク越しとはいえ、生徒の皆さんの笑顔に触れることができました。

現在、国内における感染は落ち着いている状況です。しかし、海外では「変異株」が感染拡大しており、ここ数日、日本においても感染者がでています。

年明けに入試の本番を迎える3年生をはじめ、これから多くの生徒の皆さんにとって大切な時期が続きます。引き続き、感染対策を続けていかなければなりません。

<以下、挨拶です>

今日で、2学期が終わりました。

振り返れば、8月末から9月の初めにかけて感染が拡大し、本校は、短縮授業を行いながら、

感染対策を徹底し、学力保障をオンラインで行っていきました。

先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても、大変な時期であったと思います。

9月下旬になり、一気に感染者が減り始め、制限は少しずつ緩和され、

完全とは言えないまでも、行事や部活動など、普段に近い高校生活が戻りました。10月に開催された1年ぶりの文化祭では、私自身も多くのクラブやクラスの出し物を見て回り、マスク越しとはいえ、生徒の皆さんの笑顔に触れることができました。

現在、国内における感染は落ち着いている状況です。しかし、海外では「変異株」が感染拡大しており、ここ数日、日本においても感染者がでています。

年明けに入試の本番を迎える3年生をはじめ、これから多くの生徒の皆さんにとって大切な時期が続きます。引き続き、感染対策を続けていかなければなりません。

さて、いろいろとあった今年も、残り1週間となりました。ぜひ、ひとつの節目として、この1年「良かったこと」や「成長したこと」、また来年、「やりたいこと」「力を伸ばしたいこと」などを振り返ってください。

 そこで、今日は私から、振り返る一つのポイントとして、皆さんが今後、社会で力を発揮していくために大切な力である「主体性」について、話をしたいと思います。

まず、皆さんに質問です。もし、面接で「あなたは、物事に主体的に取り組むタイプですか?」と聞かれたら、どう答えますか?これは、入社試験の面接でも、よく聞かれる質問の一つです。

なぜなら、「主体性」のある人は、個人が成長するだけでなく、組織にもプラスをもたらします。会社にとって、ぜひとも採用したい人材であるからです。

 では、「主体性がある」とはどのようなことを言うのでしょうか?

似た言葉として「自主性」がありますが、2つの言葉で決定的に違うところがあります。それは、すでに「目的が決まっていることをするのか、そうでないのか」、そして「責任を伴うのか、伴わないのか」、です。

「自主性」とは、すでに決められたことを率先して行動する力です。

決められたことをやるだけなので、基本的には責任を伴いません。

しかし、「主体性を持った行動」とは、目的の設定や決断、達成するための計画、それに伴う責任も含めて、すべて自分自身で進めていくことです。

他人から言われた仕事や頼み事でなくても、現状を分析し、何をどうすれば良いかを考え、決定し、行動に移す力を持つ人を「主体性のある人」といいます。

言い換えれば、何もないゼロの状態から何かを作り出すことができる人です。

主体的な行動ができる人には、共通する「物事の捉え方」があると言われます。それは、「自責思考」という考え方です。

「自責思考」とは、失敗や物事がうまくいかない場合、その責任を「外」に向けるのではなく、自らの行動を振り返るという考え方です。

例えば、電車に遅れが発生して学校に遅れた場合、たとえ原因が電車にあったとしても、遅延を予測せずギリギリの行動をしていた自分を振り返り、少し早い時間の電車に乗るよう改善する。たとえ、それが自分にとって不可抗力であったとしても、自分の判断と責任、準備不足を振り返り、行動を改善するといった考え方、これが「自責思考」です。

物事がうまくいかないことは山ほどあります。しかし、その都度、周りや環境のせいにして、自分自身を被害者にしたところで、結局、何も変わりません。

自分の行動に焦点をあてて、「どうすれば良くなるか」を考えれば、いずれ必ず、自分なりの改善策が浮かびあがってくるはずです。

そして、その実現に向けて行動することで、人は成長します。

 皆さんがこれから生きていく時代、これまで人間がしていた多くのことが、AIやロボットに置き換わり、社会を生き抜いていくためには「新しいものを生み出す力」や「物事を切り拓いていく力」が大切になってくると言われています。

そのもとになる一つの資質が「主体性」です。

ぜひ一度、この「主体性」をキーワードに、自分自身を振り返ってみてください。

それでは、新しい年が、皆さんにとって、さらに成長する1年になることを心から願っています。今日から始まる冬休みを安全、そして有意義に過ごし、1月元気な姿で始業式を迎えましょう。