10月27日(木)の5限、2年生のHRの時間に人権講演会が行われました。
テーマは、「性的マイノリティー」
LGBT当事者である、中尾勇守(なかおゆうま)さんを講師としてお招きし、
ご自身の体験をもとにいろいろな話をしていただきした。
中尾さんには、ここ3年間教職員人権研修を含め、毎年本校で講演をしていただいています。
とてもわかり易く、実感のこもった話で、聞く人の心に響くものがあります。
子どもの頃から頃から感じていた性別への違和感
大学時代に抱いた同性への恋心
更衣室やトイレなどを利用する際の苦労
周りの理解の大切さ
家族へのカミングアウト などなど
当事者しかわからない、様々な事柄について、伝えていただきました。
人権問題には、昔から続いているものや新しく起こってきてるもの等
多種多様なテーマやカテゴリーが存在します。
そして、全ての人が安全で安心な生活を送るためには、あらゆる人権問題に対する課題を、
全ての人々が協力し、解決していかなければなりません。
そして、そのためには、様々な人権問題についての「知識」を得ることがとても大切なことであることは、
今更言うまでもありまん。
しかし、もっと大切なのは、得た「知識」を基に行動することのできる豊かな「人権感覚」を持つ事です。
どれだけ知識があっても、行動できなければ、社会を変えていくことはできません。
めざすところは、全ての人がお互いを「理解」し「尊重」する社会の実現。
「マイノリティーとしての生き方」
「マイノリティーを理解する大切さ」
これからの生き方や行動について深く考えさせられた1時間でした。
「男らしさ」とか「女らしさ」という言葉があるけれど・・・
大切なのは「自分らしさ」
自分を大切にすることは、「他人」を大切にすることであると改めて感じさせられました。
貴重な講演をありがとうございました。
これからも多くの人に勇気を与えるとともに、社会の意識改革に力を発揮してください!