課題研究発表大会

成美高校が総合学科としての歩みをはじめ3年が経とうとしています。「コアカリキュラム」を3年間の学びの根幹に位置づけ、世の中を『見つめ』、問題に『向き合い』、たくさんの人に『出会い』、たくさんの経験を通して『自分のあり方、生き方を探す』ことで、16期生の皆さんは学びを深めてきました。

1年次の「産業社会と人間」では、「自分を見つめる・他者を知る・社会を知る」を目標とし、パワーグラフの作成、仕事調べ、班で協力しての「結婚」・「出生前診断」をテーマとした発表を行いました。

一人一人の「働き方」「生き方」を設計するため、2年次の「キャリアデザイン」では、「『働く』とは何かを考える・社会における自分の役割を考える・自分の考えを発信する」を目標とし、班ごとに設定したテーマについてワークスタイル探求(職業インタビュー)を行った成果を発表しました。

その道のりと学びを踏まえ、社会で求められる力、すなわち、情報を駆使し、よく考え、自分なりの答えを導き出す力=課題解決力を高めるプログラムとして、「一年をかけて自らが考えるべき課題を見つけ、それを研究する」のが「課題研究」です。

「どうしてこんなことになっているの?」という疑問や、「このように変えていきたい!」という想いを出発点に、「どうすれば世界を豊かに変えていけるのか、誰かの力になれるのか」を模索するため、文献研究やフィールドワークによる出会い・体験などを通して、知らなかった世界とつながり、視野を広げ、一人で解決できなかったことも、周りの助けやアドバイスにより成果を得て、自信を高めることができた人も少なくないと思います。

発表会当日は、実に堂々とした発表で、たくさんのパネルを用いて工夫を凝らしたプレゼンテーションが各教室で行われていました。その発表もさることながら、発表を聞く側としての姿にも、大いに感銘を受けました。しっかりと発表者に注目し、投げかけられた問いに頭を働かせ、答えたり首を傾げたりする、そんな聞く側の人が居たからこそ、より素晴らしい発表になったと思います。

16期生の皆さんは、この3年間で自己を見つめ、仲間とともに課題に向き合い、そして自分自身の今後の人生にもどこかで関係していくかも知れない課題に向き合い、今を迎えています。その過程で、大いに成長されたものと思います。これから先の人生においても、社会を見つめ、人との出会いを糧として成長を続け、現代の誰もが想像すらできない未来社会で逞しく生きていっていただきたいと思います。

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