体育祭

 9月15日(水)に体育祭を行いました。今年度の体育祭はとても難しい環境でした。本来は6月に実施していたのですが感染症のためにできず、この時期になりました。実施しないという選択肢もありましたが本校は行いました。その理由は2つあります。今年の3年生は部活動に象徴されるように、すべてが中途半端に終わっています。その3年生に少しでもやりきったという気持ちを味わせてあげたいのがひとつの理由。もう一つは行うことの「知的な勇気」を実感してほしかったのです。行わないという選択はある意味では楽です。そこで思考は停止するとともにリスクを負わずに済みます。行うとなれば感染症の対策や熱中症の対策が必ず必要です。無謀な計画ではなく、あらゆることに配慮しながら事を進める必要があります。人生の中でリスクはあるけれども計画的・合理的に物事を進めなければならない場面は必ずあります。その時にリスクを恐れ、逃げてしまうような生き方は千里生にはしてほしくありません。

 体育祭は結果として生徒と教職員が一体となったすばらしいものになりました。保護者の方々も含めて「思いの詰まった体育祭にしよう」というみんなの心が一致した証です。来週には文化祭があります。今度もみんなで最高の思い出を作りましょう。