11月25日(水)

<批判よりも前を>

世の中の風潮は、GOTOが影響して感染拡大が広がっている・・・というようになっています。皆さんはどう考えますか。何かを決定することっていうのは、非常に難しいことで、他の誰かが決定し、それに追随している場合には、第三者は批判したり評価したりします。

しかし、よく考えてみると、その当時では、それが最良の策として打ち出されている場合もあり、その後の社会情勢によって悪になされるケースもあるはずです。GOTOにしても、経済を回すためには、より旅行に行きやすくしたり、外食に行きやすくするために設定されたものですよね。問題は、実施したことではなく、他にあるのではないでしょうか。例えば、旅行に行く際に、最低限の感染対策をして出かけたのか、外食する際に、感染防止マナーを考えながら行動したのか。システムの中には、それを利用する人のモラルが問われる場合があります。

もう一つは、システムの運用でしょうね。海外でも第3波のことが言われている中で、状況によってシステムを止めたり、動かしたりする規準をどこに設けたか、ということもあるでしょう。こう考えると、制度設計というものは難しいと感じます。また、いろいろなケースを考えたばあい、まずは走り出して、走りながら考えることの重要性、このことも感じられたのではないでしょうか。今後何かに関わる際に、教訓にしていきたいですね。

GOTOで言えば、札幌市と大阪市が27日から15日間対象外になりました。また、大阪府もイエローステージにあり、重症患者の病床使用率も50%程度になっています。さらに注視が必要です。他にも24日(火)より発熱した際には、保健所ではなくかかりつけ医での相談が最初の窓口になりました。状況に応じて行動し、必ず学校にも連絡を入れてください。よろしくお願いします。