5月14日(金)

校長の伊藤です。

 コロナ感染拡大を受けて、4月25日から、大阪府では緊急事態宣言が発令されています。それでもコロナ感染拡大の勢いが止まらないため、5月31日まで、再延長されています。

 島本高校での教育活動も制限を受けていますが、昨年のような『臨時休業』という事態は免れています。他県では学校でのクラスターの報告もあり、学校を続けていては感染拡大防止にならないとの意見も聞いていますが、校長個人としての感想は、『毎日、生徒の顔を見られてよかった』というものです。

 学校は学習する場であると共に、他人と接する中で、人間として成長する場でもあると考えています。感染拡大が止まりませんが、感染防止対策をできる限り行い、できるだけ色々な事を学んでもらえればと考えています。

 学校での工夫として、音楽は、ピアノなど、大きな声を出さずに済む楽器を活用しています。

体育では、できるだけマスクを着用し、お互いに距離を取ることができる種目を中心に行っています。

家庭科では、感染対策が難しい調理実習はできませんが、マスクを着用したうえで、裁縫などの実習を行っています。

理科では、グループでの実験は難しいですが、できるだけ個人実験に近い形で、対策を取ながら行っています。

 みんなでワイワイと言いながら、グループで調べ物をしたり、意見を出し合ってまとめたりといった活動はできませんが、できることから、感染拡大防止の工夫しながら進めています。

 とはいえ、参加する人数の多い教科・科目では、今まで通りの実験・実習を、すぐに再開する事はできません。調理実習など、生徒の希望が強いものができないのは申し訳ありませんが、多くの教科・科目の先生が、皆さんにできるだけ当たり前に、実験・実習・授業が行えるよう努めています。

これからも協力をお願いします。