3年生の福祉分野の出前授業で、本校がお世話になっている株式会社ナリコマエンタープライズ様に来校いただき、介護食の体験を行いました。メニューはチキン南蛮とサバの生姜煮です。
「普通食」から、咀嚼はやや難しいが嚥下はできる方用の「ソフト食」、咀嚼は難しいが嚥下ができる方用の「ミキサー食」、咀嚼、嚥下とも難しい方用の「ゼリー食」の4種類を試食しました。
完成した食事はどれも同じものとは思えなかったのですが、食べてみると食感は違えど味は同じで感動したという声が多くありました。生徒たちにとっても、貴重な体験になったことと思います。
3皿並んでいるのは左からゼリー食、ソフト食、ミキサー食です。見栄えも美しいですね。
肢体不自由の支援学校では、それぞれの子どもの必要に応じて二次調理を行い、給食メニューの形状を変えています。私も摂食指導時や二次調理の試食の際に、様々な形状のものを食べてみた経験がありますが、食感が大きく異なります。やはり「食べて味わう」というのは、単に味だけではなく、食感や香り、見栄えなども大事だと感じました。
介護職を提供されている、株式会社ナリコマエンタープライズ様が、"食の楽しみ" の提供にこだわりを持って取り組んでおられるのがよくわかります。本日は、食材の提供とともに、大勢のスタッフのみなさまにご協力いただきました。ありがとうございました。