12/17(土)
今日は箕面で昆虫採集を行いました。
残念ながら紅葉シーズンは終わってしまいましたが、木や土の中で成長した幼虫や、越冬している成虫を狙える時期です。
顧問の狙いは『オオゴキブリ』という森林性のゴキブリです。
せっかく箕面駅周辺に来たので、箕面の滝を見学しました。
ニホンザルが観光客のお弁当を狙っていました...。野生生物と人間の関係を考えさせられる1コマです。
昼ごはんの後は山道に入って採集開始です。
朽木をひっくり返したり、材割を行ったり、ウロを探したりと、1時間半ほどの活動で
クワガタ幼虫(未同定)、オオゴキブリ幼虫、キマワリ幼虫、ゴミムシダマシ幼虫、アカハネムシ幼虫、などが見つかりました。
特にクワガタ幼虫は大量に発見できました。箕面の山はすごいですね。
一部は持ち帰って部室で飼育中です。
↑クワガタ幼虫 ↑オオゴキブリ幼虫
帰りは箕面昆虫館を見学しました。
蜂の巣の生体展示が準備中だったのが残念でしたが、世界の昆虫の標本、生体が並んでおり、見ていて飽きない展示でした。
特に蝶を繁殖し、放し飼いにしている放蝶園はとても見ごたえがありました。人に対する警戒心が薄く、すぐ近くまで蝶が寄ってきてくれるのも印象的でした。
オオゴマダラ
昆虫館にも展示されている『オオゴキブリ』は、家に出る『クロゴキブリ』『チャバネゴキブリ』と種類が異なり、山の中で木だけを食べて生きているゴキブリです。
翅はあるのですが飛ぶことはできず、動きも比較的ゆっくりです(クロゴキのようにカサカサしません)。
仲間に翅をすぐかじられるので、野生で採集すると翅が欠けている個体が多いです。(どうせ飛べないので問題無し)
こういうどんくさいところに可愛さを見出している人が多く(私含め)、飼いやすさからもペット飼育業界では結構人気者です。
見た目も幼虫時代は大きなダンゴムシのような感じです。
ひとくくりで「ゴキブリは汚い!気持ち悪い!」ではなく、色々な生態のゴキブリ、昆虫がいるということも部活を通して皆さんに知ってもらい、少しでも興味を持ってもらえるとうれしいですね。