今年も部で飼育しているカワバタモロコ(大阪府絶滅危惧種Ⅰ類)の繁殖に成功しました!
2020/6/10現在で水面に100匹以上の仔魚が見られます(10mm弱)。
このカワバタモロコは2017年に大阪府内で採集し、2019年生物飼育部で人工繁殖に成功した個体たちです。
1年でだいたい性成熟(産卵できる状態になること)するので、野生採集個体かF1個体(採集個体のこども)か、またはその両方が産卵してくれたようです。
部での飼育ノウハウもだいぶ確立してきました。
コロナのドタバタの前に部員たちが水槽を掃除して水草などの産卵の準備をし、そのまま産卵に至った形です。
生物たちの営みは相変わらずでした。
今後は関わりのある自然保護団体と連携し、カワバタモロコを通しての環境教育的な観点でプロジェクトを進めていきます。
↑飼育環境はこんな感じです。水草は今回オオカナダモのみでしたが、枯れ葉等も混じっています。
去年の成功も考えると、「水面から下が見えないくらい水草でもじゃもじゃに覆われている」という環境が好みなのかもしれません。