和歌山県産のトゲナナフシのベビーが無事孵化しました!
産卵は9月頃だったので、4か月ほどを経て孵化したことになります。ナナフシの仲間は卵で越冬し、野生下では2~3月頃から孵化しだすようです。高校で産まれた子たちは、少しせっかちなのかもしれません。
ちなみに卵は植物の種に非常によく似ており、野外では落ちていてもほぼ気づくことができないと思います。
卵の時代から植物に擬態する、擬態生物の鑑ですね。

体長1.5cmほど、すでにしっかりとトゲナナフシの風貌です!
トゲナナフシや、山でよく見られるナナフシモドキなどは、♀のみで殖える単為生殖を行うことが知られています。色々と面白い昆虫です。