後輩に贈る言葉

昨日は1,2年生の終業式でした。今年は、式の最後に今春の入試で合格した76期生4人をお呼びして、後輩にアドバイスをいただきました。

 実はここに来る前の打ち合わせはほぼゼロです。私の方で聞きたい質問内容を10個ほど用意し、その中から自分が話しやすいものを2個ずつ選んでもらって、それに沿って質問しました。なので、先輩方がどんな話をするのかは、私にも全く読めませんでした。が、4人とも「ネタ合わせしたの?」と言われるぐらい同じことを話してくれました。彼らの話の中には、「○○をしたら1か月で成績が伸びる」的な話は全くなく、非常にオーソドックスな、極々当たり前のことをきっちりやり遂げて、この場に立っていることがよく伝わりました。1,2年生にとっても伝わるものがあったのか、体育館から出るときはもちろん、下校するときも、今日の話を受けて「自分はどうしよう...」という話が聞こえてきました。

 先輩方には終業式後の、2年生の難関大学志望者ガイダンスにもご協力頂きました。

 体育館では時間も短かったので、あまり突っ込んだ話は聞けませんでしたが、ここでは50分間しっかりお話を聞くことができました。「どの時期にどんな勉強をしていたか」「模試の後の復習はどうしていたか」...など、私たち教員が聞いていても参考になる話が満載でした。予定時間を15分ほど過ぎてしまったのですが、終わってからも質問の嵐でした。さっそく進路指導室に赤本を借りに来る2年生もいました。

さあ、今日の先輩方の話を聞いて、1年生も2年生も春休みに納得がいく過ごし方ができるでしょうか。いっぱいヒントをもらった一日でした。

それと、最後に...

 以前のブログで、前期は残念だった76期生と、後期試験の前夜、駅でばったり会った話を書きましたが、なんと後期で見事に合格されました!後期は前期に比べて難しくなるので、前期と同じ大学を後期で受験しても受からないものなのですが、初志貫徹で同じ大学にチャレンジし、合格されたことは本当に素晴らしいと思います。実は彼女とばったり会った時の雰囲気で「行けるかも!」と思っていました。やはり人間、集中している時の表情って、やっぱり違うものなんですね。

 それ以外の人からも続々と後期合格の知らせが入っています。それと同じぐらい、「浪人して頑張ります」と言いに来てくれている人もいます。毎年秋に、駿台と河合塾にお邪魔していますが、予備校でも一緒に頑張る仲間がいて、いい雰囲気で勉強している先輩を数多く見てきました。生野高校の教員は、そんな人たちをこれからもずっと応援しています。