2年生に頼もしい先輩からのアドバイス

 今日17日、2年生の科目選択説明会があり、2年生の先生からの説明の後、本校進路サポーターの74期生(大阪公立大3回生)Sさんが話をしてくださいました。(写真は「行事報告」ブログにあります)

 毎年、夏に進路サポーターの方々にお願いをして、大学入試のアドバイスや、ご自分の大学の様子、就活や卒論、卒研についてのレポートを送って頂いています。その中で大学選びについての自らの失敗談を書いて下さったのが今回来てくださったのがSさんでした。私はそれを読ませてもらって、是非1,2年生に読んでもらいたい、何なら生徒に直接話をしてほしい、と思いお願いしたところ、快く来てくださったのです。

 Sさんが「後輩に是非伝えたいこと」は、「なんとなくで学部を選ぶと後悔する」でした。

 自分がイメージしていたのと全く違う学部に入学してしまっても、単位も取らないといけないし、実験や実習もやらないといけない。特に大学の実験と高校の実験は全く異なり、それで苦労している人は多いそうです。では、大学で学ぶことはどうやって調べたらいいのか、私とSさんで実際に、HPや大学のパンフレットで調べてみましたが、やはりそれではわかりませんでした。で、結論は「大学生に直接聞く」でした。オープンキャンパスに行くと、必ず手伝っている大学生がいます。その人たちに聞くのが一番だとSさんは言います。ネットの情報をうのみにせず、現地に実際足を運び、自分から積極的に学生さんに話しかけるのが大切だということでした。

 またSさんは就活の話もしてくれました。やはり理系の開発職に就くなら、院に行かないといけないそうで、理系学部に行っても4年で就職となると営業職が殆どだそうです。最近は就活もどんどん早まっていて、3回生になると動き始め、4回生になる前の春にはどんどん内々定が出るということでした。

 普段偉そうに進路指導している私も、実際の大学生活や就活事情は知らないことばかりです。そういう意味でも、進路サポーターはとても心強い味方です。今日はたくさんのことを教えてもらいました。ありがとうございました。話を聞く2年生も真剣なまなざしでした。