東京に行ってきました

 今週21日(月)22日(火)の1泊2日で、東京都の先進校に見学に行かせていただきました。今回は、教頭先生と教員7名(国語3名、英語1名、数学2名。保健体育1名)で伺いました。

 まず1日目の午後に、東京都立八王子東高等学校にお邪魔しました。

八王子東高校は、東京都の進学重点校にも指定されている、多摩地区で有数の進学校です。が、意外と歴史は浅く、創立は1976年だそうです。数ある伝統校を抜いて、進学実績を上げていくには相当なご苦労があったと思います。

 道を挟んで反対側には東京都立大学があり、私たちが伺った日も、都立大の学生さん20名ほどが見学に来られていました。この高校も探究活動が盛んで、都立大や地元の企業とも連携し、生徒たちの研究をサポートして頂いているそうです。この日は、オリンパス光学工業さんが内視鏡を持ってきてくださり、それを使っての授業が行われていました。

 進路指導面でも様々なお話が聞けました。私自身が悩んでいる点でもヒントを頂きました。また、面談や保護者会の回数が非常に多く、丁寧な指導、情報伝達がなされている様子が伺えました。資料もたくさん見せて下さり、本校の教員の厚かましいおねだり(笑)にも快く対応してくださいました。

 翌日は、東京都立国分寺高等学校にお邪魔しました。

国分寺高校は、最寄り駅がJR国立駅で、一橋大学を始めとして色々な大学、高校がある文教地区で、駅前にはこんなモニュメントまでありました。

国分寺高校は、東京都の進学指導特別推薦校の1校で、クラブ活動や行事も非常に盛んな学校です。サッカー部は部員数120名で強豪、陸上部もインターハイに出場しています。そして、SSHも今年度文理融合枠で指定されています。

 国分寺高校でも進路指導のお話はたくさん聞かせていただきました。進路部長の先生は私と同じく、転勤して年数の浅い先生です。自分は生野高校に来て6年目ではありますが、本校で一度も担任をしておらず、今だにわからないことだらけです。そんな状況で、先生方に進路指導部の考えていることを理解して頂き、上手くやっていくことに行き詰ることも多いのですが、そのあたりの工夫も教えていただき、非常に参考になりました。これから実践していきたいと思っています。

東京駅に向かう途中、JR四ツ谷駅で降り、上智大学に寄ってきました。

早慶上理と言われる、東京のビッグ4に入る私立大学で、国際系の定評が高い大学です。四ツ谷駅を出て、信号を渡ると、もう大学という地の利抜群の大学です。校内を少し歩きましたが、募金の呼びかけも英語でした。留学生も多く、日本にあって日本の大学でない雰囲気でした。

駅に戻って一駅乗ると、御茶ノ水駅です。ここではホームから東京医科歯科大学と順天堂大学が見えました。東京医科歯科大は東京工業大学などと合併して、東京科学大学に名称が変わりましたが、校舎にはまだ医科歯科大と書かれていました。

今回はお天気も良く、私以外の教員もあちこち回ったようです。初めて視察に行った教員も多かったのですが、「外に出ないとわからないこともありますね」と刺激を受けたようです。今年は石川2校、東京2校と周りました。今は頭の中に詰め込めるだけ詰め込んだ状態です。これから整理して、生野高校に落とし込める部分を考えていきたいと思います。今回お願いした学校も生徒さんがいろいろな取り組みをされており、その対応で先生方もご多忙でしたが、とても温かく、いろんなお話をしてくださいました。感謝の言葉しかありません。