思わず泣いてしまいました

 11月は、受験生にとって最もしんどい時期です。返ってくる模試の結果に落ち込み、先が見えません。共通テストと2次試験の勉強の比率に悩む人も多いです。

 そんな時、76期の進路サポーターからレポートを頂きました。サポーターさんには「自分が通っている大学の魅力」「自分がうまくいった勉強法」「しんどい時期を迎える3年生へ」の中から選んで書いてもらっているのですが、圧倒的に多いのが、しんどい時期を迎える3年生へのメッセージです。

 今回送ってくださったのは、昨年私の講習に来てくれていた人でした。

 彼女は質問によく来てくれたので、いろんな話をしました。残念ながら共通テストはうまくいかなかったのですが、志望を下げずに果敢に挑戦し、2次試験に向けての集中力はすさまじいものがありました。結果、2次試験ではびっくりするぐらいの高得点を取りました。ただ残念ながら、共通テストのビハインドを返すことはできず、第2志望の大学に進学されました。そのこともあって自分は今、3年生に「まずは共通テストで土俵にのらないと戦えない」という話をよくします。私たち教員は、過去の卒業生の無念をかみしめながら、今の生徒に向き合っているのです。

 ここ数日、3年生の欠席が増えてきたことが、職員室でも話題になっています。なんとなくしんどくて休みたくなる気持ちはわかりますが、家で一人で考えても、考えは内向きになるだけで、いいことは一つもありません。昨年校内で作ったデータでも、欠席の多い生徒の進路結果はよくない、というものがありました。今回の先輩が言っているように、自信は人につけてもらうものではなく、自分でつけるものです。泥臭く努力せよ!3年生!