先月の駿台に続き、昨日は河合塾天王寺校に教員3人でお邪魔し、浪人生の激励に行ってきました。
上本町校や中津の医進館に通う卒業生たちも集まってくれました。卒業生たちも会うのは久しぶりのようで、お互いに話に花が咲いていました。
駿台と同様に「浪人してよかったこと」と「浪人してしんどいこと」を一人一人話してもらいました。
「よかったこと」は、「現役時代はE(判定)しか見たことなかったけど、浪人してABCが見れるようになった」「このまま中途半端な学力で大学に行くより、ちゃんと勉強してから大学に行く方がいいと思っている」「社会人になるのが同級生より1年遅いので、いろいろ(就活事情など)聞ける」...などなどでした。
「しんどいことしかないです」という人もいました。「今年こそ合格しないといけないので、安全圏の大学を勧められるのが嫌」「去年は、"落ちたら浪人したらいい"と思っていたけど、今年は(合格を)決めないといけないのがプレッシャー」は、全国の浪人生共通の苦悩なようです。
彼らの口からよく出たのは、高校時代によく怒られた先生のお名前でした。昔に比べると今の学校では、怒ってくれる先生はぐっと減りました。怒るのはパワーが要ります。耳障りのよい言葉で励ます方がずっと楽です。でも、怒ってくれる先生が、本気で心配してくれる先生だということは、卒業するとわかるのでしょう。「予備校の先生は職人。高校の先生はそれに道徳が入る」という卒業生もいました。一年遠回りをして、いろんなことを考えるんだなあと思いました。
今年の浪人生は、共通テストの科目が増えるなど、負担も大きいです。体調に気を付けて、力を出し切り、笑顔の春を迎えてほしいと心から思いました。私はこういう形で予備校に伺うのは6回目ですが、「激励会」と言いながら、いつも自分が激励されているように思います。目標を持って頑張る人の姿を見ると、自分も頑張ろう!と思えます。