冬の歌 23期生1年3組

「冬」の題詠。 互撰で上位の10首です。

除夜の鐘聞きつつ向かう初詣寒さに負けず迎える零時     行き止まり

父は言う旅行いくからよろしくと課題の多さ分かっておくれ     さかな

暗い空そこに輝く初日の出そこに落ちてく私の涙     チョコレート星人

帰り道かじかんだ手に白い息それ見てはしゃぐ弟の顔     うじちゃんLOVE

宿題の計画立てて今回は絶対回避前日徹夜     ユニバース

短かすぎ課題多すぎ終わらないもっと長めの休みがほしい     ミス・ユニバース

目が覚めて自分の殻とさようなら殻が恋しい後五分だけ     お弁当

驚いた時の速さに気が付けば一年なんて儚いものさ     からあげ定食

白い息呼吸と共にあふれでるたばこみたいと楽しむ子ども     メロン

あの人の顔がみえない師走の日たそかれ時に会った日のよう     ハミ