2013年10月アーカイブ

小説 『草原に佇む男と、小さな少女。』

夏のてのひら小説で書かれた作品を紹介します。 第1弾は、ペンネーム無しさんの掌編。味わい深い描写をお楽しみください。   『草原に佇む男と、小さな少女。』 地上から空まで遮るものなど一切なく、佇む男の少し乾燥した黒の瞳に映る月と星。月は落ちてくると錯覚するほど大きく、また、星は黒塗りの空に見渡す限り、煌々と浮かび上がっていた。口をぽかんと開けて空を見ている男の横には、星をその小さな掌で掴...

今宮読書会 報告 「文学散歩 堺市」

  教養講座の「今宮読書会」も3年目。通算6回目にして、今回は初めての外歩き、「文学散歩」でした。 「与謝野晶子歌碑めぐり」 堺の町を歩きました。 10月5日土曜日。13時に本校集合・出発。ちょうどいいかんじの曇り空。 案内役の編集子を含め、7名が参加しました。 南海本線七道駅から、薫主堂、鳳翔館、山口家など、晶子の時代を髣髴とさせるレトロな街並みをぶらぶらと。 晶子の歌碑を探して、覚応...