プロフェッショナルの凄さ

 昨夜遅くにメルマガで本日からの学校休業のお知らせをして、今日の夜に疫学調査終了のお知らせをするまで、丸一日かかりました。大阪府の状態を「災害レベル」と新聞の一面トップで文字として見たものを実感することができました。感染者の激増で、保健所の職員の皆さんも本当に余裕のないなかで対応をされていることがわかりました。簡単に連絡が繋がらない一日でした。申し訳ないと思いながらも、何度も何度もしつこく電話を入れて、少しでも前に進むようにと。生徒の皆さんも保護者の皆様も不安な思いをされていることと思います。まだまだ今の状態から抜け出すには時間がかかるようにも思います。特に変異株は、若い世代も重症化するということを言われています。不要不急の外出は避け、とにかく感染症対策を徹底し、もし感染しても重症化しないように、普段から健康管理に気を配っていきましょう。感染したり、濃厚接触者になって自宅待機をしないといけなくなっても、学校とつながっていられるようにしていきますので、不安な事、気になることは遠慮せずに担任の先生や教科の先生に尋ねたり、いつでも学校に伝えてください。

 今までも感じていたことなのですが、3月末からの感染拡大の大阪にいて、感じていることは、「プロフェッショナルの凄さ」です。ある意味この非常時にあって、ものすごく疲れているだろうに、落ち着いた温かみのある声で電話で対応してくださる方たちの「凄さ」です。うまく連絡がつながらず気持ちが焦ったり、混乱した様子の現場の対応に戸惑ったり、「なんとかしなくては!」と気が張っている時に、どんなに遅い時間でも、丁寧に話を聞いて、どう対応したらいいかを指示してくださって、さらに気遣いの言葉さえかけてくださる対応にものすごく救われるというか、励まされます。今夜も保健体育課への連絡を終えた後に、「明日もがんばろう!」と思えました。

 春高生の皆さん、これから緊急事態宣言がおそらく発せられるでしょう。学校での活動もさらに制限されるでしょう。高校生の皆さんにとっては、やりきれない思いがこみ上げることもあると思います。でも、色々な場所で、命を守るために、日々の暮らしを守るために、誰かのためにぎりぎりのところで踏ん張っている人たちがたくさんいます。だから、皆さんも負けずに、高校生活を少しでも実のあるものにするために、「どうしたら少しでも充実したものになるか」「どうしたらみんなで楽しむことができるか」をみんなで知恵を出し合って、ポジティブにとらえて進んでいってもらいたいと思います。