学校再開、そして緊急事態宣言の発令を待つ

 二日間の休業を終え、学校が再開しました。それでもまだ自宅待機をしないといけない生徒の皆さんがいますので、手放しでは喜べません。府立学校の状況を見ても、毎日新たに10校前後の学校が休業になっています。大阪の重症病床占有率が100%になったと聞き、本当に誰もが当事者意識をもって考えないといけないのではないかと思うのですが、どうしても緊急事態宣言をめぐる報道を見ていると、不安と違和感がぬぐえません。もちろん、そんなことを言っていてはいけないのですが。でも、この国にとって、今何よりも大切なことは何なのでしょう?

 緊急事態宣言発令の決定が明日行われるとのこと。期間はいつからいつまでになるのか、どのような対策がとられるのか、そして府教育委員会から、「さらなる教育活動の制限」がどんな内容となるのか、一刻も早く知って、今後のことを検討し、決断していかないといけません。学校として、生徒の皆さんや教職員の皆さんの安全を担保しながら、どこまで教育活動を維持できるか、令和3年度が始まった今は、去年よりもさらに厳しい局面を迎えています。まずはそのことを肝に銘じて、一つ一つの課題に取り組んで行かねばなりません。その時に、今必要だと感じているのは、生徒の皆さんの柔軟な発想です。現状を理解したうえで、どうすれば安全に、少しでも充実した行事ができるのか、生徒会執行部だけに任せずに、みんなで考えてほしいと思います。