緊急事態宣言再延長の見込み

 大方の予想通り、緊急事態宣言が再延長される見込みで、6月20日という期限も報道されています。明日正式決定ということです。そして、先ほどニュースで吉村知事が、部活動について、「運動部は引き続き感染症対策の徹底。美術部などの文化部は、活動を再開してもいいのではないか。」という認識を示されました。府教育委員会でも、部活動については議論を重ねておられるとのことですが、「部活動」と一括りにもできないし、「運動部」「文化部」で区別もできないと思います。例えば、公式戦(及びそれに相当する大会等)3週間前からなら活動OKという今の縛りから緩めるのであれば、部活動原則禁止を撤廃して、それぞれの活動状態に応じて、必要な感染症対策や制限を設けて部活動を再開させるというのも一案ではないでしょうか。これはあくまで私見ですが、今の状況は、一部の公式戦等に参加するために、他の部活動を制限しているように感じてしまいます。なぜ大会等の機会の少ない文化部が活動できないのか、納得のいく理由がわからないのです。

 感染の状況、医療体制の逼迫状況等、まだまだ緩めてはいけないというのなら、中途半端にせず、きちんと制限を設け、そのルールをすべての学校が遵守することが肝心だと思います。少なくとも今までは大阪はそういう事態だったと認識していました。そして、まだ緩めてはいけない状況であるなら、命を守るために必要なことなら最優先すべきでしょう。そうではなくて、少しは部活動(だけではなく、他の教育活動も)やっていく余地があると専門家を含め判断されるのであれば、その基準をしっかりと示してもらいたいと思います。十分な情報もない個々の学校が勝手に判断するのが一番怖いと思います。個々の学校が判断できることと、そうではないことがあるはずですから。

 6月1日以降の教育活動がどうなるか、注目しています。十分な説明と明快な方針が示されるのを期待しています。