1年生:2年次科目選択説明会

 本日7限目に、1年生は体育館に集まり、2年次の科目選択説明会が行われました。

 まずは、高校3年間のカリキュラムについて十分理解してください。カリキュラム(教育課程)とは、本校で3年間学んで高校の課程を修めるために必要な教科・科目で編成されています。全員が学ぶ必修科目と、選ぶことができる選択科目とで構成されています。そして、国で決められた学習指導要領に従って、編成しなければなりません。たとえば、現行カリキュラムでは、世界史が必修となっていますので、「世界史でなく、日本史と地理を学びたい」と思っても、世界史は全員が学ばなければなりません。そうでないと、高校卒業の資格を得ることができないのです。

 そして、自分の興味関心と同時に、高校卒業後の進路についても考えて、科目を選ぶことが必要で、今日の教務部の先生の説明にもありましたが、2年生のことだけでなくその次の3年生のことも考えて選ぶことが必要です。3年生のことを考えるということは、つまり、卒業後の進路を考えるということなのです。さて、そこが難しいところですね。例えばすでにもう将来進みたい道が決まっている人、あるいは明確ではなくてもぼんやりと「こういうことをやってみたい。」と思っている人は、それでOK!ではなく、自分が本当にその「進みたい道」や「やりたいこと」について、理解しているか、高校生になった自分の立場でもう一度確認してみてください。疑問や不安を感じたら、とことん調べてみることが必要です。逆に、まだ何にも考えていない人、夢なんてそう簡単にみつかるわけないと思っている人は、どうすればいいでしょうか?『ただ、じっと動かず自分の頭の中でああでもない、こうでもないと考える。』、あるいは、『得意・不得意や好き・嫌いで選択してみる。」というのをおススメします!なんていうのは、大ウソですね。まず、まだ「何をしたいかわからない。」「進みたい道なんてない!」という人は案外多いのではないでしょうか。まだ高校に入学して二か月です。仮に中学までに描いていた夢があったとしても、その後の様々な出会いの中で変わっていっても不思議ではありません。大切なことは、アンテナをピンと張って、バスケットボールのピボットのように動いてみることです。確信がなくても、未知なるものへの不安があっても、一歩踏み出してみる、知ろうとしてみる、体験してみることが必要です。それで「ちがうな。」と感じたら、足を引っ込めて、またちがう方向へ一歩踏み出してみる。「これだ!」と思うものに出会えたらめちゃくちゃラッキーで、そうでなくても「うん?これってもっと知りたい。」と感じるものがアンテナに引っかかったら、踏み込んでみたらいいのです。じっとして考えてばかりいては、頭が固まってしまいます。まずは動いてみましょう。