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「明日は我が身」「他人事ではない」「今、そこにある危機」

 ロシアによるウクライナ侵攻が長期化している中、日本のテレビで様々なニュースや報道番組が放送されています。その中で、街の人にインタビューをしている場面を見ていると、インタビューに答えている人たちが、「他人事ではないと思って。」「遠い国のことではない。明日は我が身と感じています。」とか、「まさに今、そこにある危機と思って考えないと。」などと言っているのを聞くのですが、それほど、このウクライナ侵攻は、私たちにとってもいつ戦争が起こり、巻き込まれるかもしれないという不安を感じさせ、考えさせられることなのだと思います。それと同時に、ウクライナの各地の様子が、鮮明に私たちの目に入ってくるというのも影響が大きいので はないのでしょうか?

 少し前まで、学校という世界では、皆さんのコロナ禍の中で思うようにできない高校生活や日常を思い、教育活動をどう維持していくかが、一番大きな課題でした。そして、「できないこと」を数えるより、「できること」を考えよう・・・というフレーズがあちこちで言われていました。私も本当にその通りだと思っています。以前と同じにできないということに囚われていることは、限られた大切な時間を無駄にすることになるんだよと。今もその気持ちは変わりませんが、でも少し違う思いが加わりました。「できること」」を考えることすらできなくなることがあるのだと。それが、どこか遠い場所で起こることではないのかもしれない、そういうことが頭をよぎります。

春高生の皆さんは、どんな風に感じているのでしょうか?ぜひ、聞いてみたいと思います。