2学期がはじまりました。

 今年の夏も厳しい酷暑の日が続きました。始業式の日、8月23日は二十四節季のうちの「処暑」(暑さが和らぐ頃)でしたが、まだまだ暦通りには行かないようです。往く夏を振り返りつつ、引き続き目標に向かって進んでほしいと願っています。

  夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ (清原深養父 百人一首)

【1学期終業式 挨拶より】

 「『夏は夜がいい』という人もいますが、私は日中が好きです。夏はお昼の時間が長く、太陽の力も強く、木々は青々として、蝉の鳴き声が町中にしみわたり、様々な生命が生き生きと活動しています。自分も一生懸命頑張ろうという気にさせてくれます。」

 一生の中でまとまった時間を持つことができ、しかも何かに真剣に打ち込める機会は、そう多くはありません。高校時代の夏はまさにその機会であると思っています。勉学や研究、部活動や趣味など、この夏、本気で何かをめざして行動を起こし、習慣づけてほしいというメッセージを皆さんにお伝えしました。

【2学期始業式 挨拶より】

 「1ヶ月ぶりに会って、クラスの仲間の変化にびっくりした人もいるでしょうか。(中略) 自分の成長は自分では気づきにくいものです。逆に人の変化についてはよく見えるものです。自分の成長が自覚できないところで、人の成長を見るとどうしても焦ってしまいますが、人の成長を認め、称えつつ、自分も負けずに努力しましょう。」

 2学期が始まり、登校している生徒の皆さんから夏の様子が伝わってきます。始業式の挨拶のあとの表彰では、運動系では女子ハンドボール部、女子硬式テニス部、陸上競技部、ラグビー部、ソフトボール部、水泳部、文化系では美術部、科学部の素晴らしい業績をご紹介することができました。

 2学期は夏から冬への4か月、文化祭や修学旅行など多くの行事があります。「〇〇の秋」を満喫しつつ、1年の収穫を味わう日々になることを祈っています。