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帰路も興奮冷めやらず...天文部OBOG会で土井隆雄先生に教えてもらったこと

 昨日(6月11日)、ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺において、第1回三国丘高校天文部OBOG会が開催されました。この日は、土井隆雄先生(元宇宙飛行士/京都大学特定教授/本校第25期卒業生・天文部)がお越しになるということでしたので、開会前に、現役の天文部員13名と顧問の吉田先生(物理)がお邪魔させていただくことになりました。

 私が会場に入らせていただいたのは開会の15分前でしたが、部員たちは土井先生を囲んで親しくお話を伺っていました。無重力環境での生活や船外活動のミッションなどを聴かせていただいている部員たちの目はキラキラ輝いていました。司会の方が席に着くようアナウンスした後も部員たちの興味は尽きず、土井先生も楽しそうに対応してくださっていたのが印象的でした。

 天文部OBOG会立ち上げの発起人としてご挨拶された土井先生のお話も大変興味深く、また、部員たちにとって刺激的でした。私にとって一番印象深かったのは、先生が高校2年生(1971年)の夏のエピソードです。天文部の活動の一つとして30センチの望遠鏡を使って火星を見たとき、自分は宇宙を仕事にするのだと決めた...という話です。三国丘高校での経験が土井先生の生き方を決定づけたと考えれば、こんなにワクワクする話はありません。このエピソードを聴いた天文部員の中にも、この日の土井先生との出会いを夢の実現に繋げる人が出てきてくれたら素晴らしいと、心から思いました。

 会場を出た後も部員たちの興奮は冷めやらず、それを見ていた吉田先生は、たとえ僅かな時間でも貴重な経験が生徒に与える影響力の大きさに驚いたと言います。

 土井先生のように、三国丘高校生だからこそ出会える人がいます。それが三丘生であることの大きなメリットだと私は思っています。天文部OBOG会の皆様方の熱き母校愛に触れ、私の考えは決して間違っていないと確信しました。皆様方に心から感謝しています。

 今回、天文部の生徒が経験したように、三国丘高校には、その歴史と伝統が作る奇跡の出会いがあります。そのことを知っていただきたくて、このブログを書きました。在校生や保護者のみならず、中学生やその保護者の皆様にも是非読んでいただきたいと思っています。