進路指導研修会(校内教員研修)を開催

 本日、本校独自の校内教員研修として、全教員を対象とした「進路指導研修会」を開催しました。教育産業を担う大手企業の一員として東京などで進学校の担当をしてきた方を講師に迎え、進路指導の具体的な場面を想定した研修となりました。

 出願する大学に迷っている生徒に対してデータをもとにしたサポートをする方法や生徒が広い視野を持って志望校を選び出すための指導のポイントなどについて、非常に丁寧にわかりやすく教えてくれました。

 高校生活の中で誰より長い時間を一緒に過ごし、授業以外の場面も含めたいろんな顔を見ることができるのは教員だけです。一人ひとりの生徒の適性を理解しつつ志を尊重し、志望校合格に向けて寄り添うことができるのは教員しかいないと私は思っています。教育産業が集積したビッグデータを上手に活用することは今や進路指導に不可欠なスキルと言えます。

 令和3年度の学校教育自己診断結果(生徒対象)をみると「必要な進路情報の提供など、適切な進路指導を行っている」という質問の肯定回答率は91.6%。我々教員は決してこの数字に満足することなく、100%をめざして研鑽を積まなければならないと思っています。教員という仕事の醍醐味はたくさんあると思いますが、その一つは「先生!合格した!」と報告してくれる生徒の笑顔を見ることです。

 受験生を生活面で支える保護者の皆様と力を合わせて、メンタルのサポートをすることも大事です。文化祭が終わり、3年生はいよいよ受験モードになってきました。3年生が安心して勉強に没頭できるようにするのが、教員や保護者の腕の見せ所です。受験生の心情を理解したサポートが求められています。