三丘セミナーは、研究者や大学の先生方の講義を学校で聴講できるという貴重な機会です。今年度も11名の先生方にお越しいただくことになりました。今日は今年度最初のセミナーの日、講師はアステラス製薬ファーマゴヴィジランス部販社管理グループ次長の 迫田 博 先生です。
迫田先生は大学院（農学部）の修士課程修了後研究員として入社され、以来約20年間薬の研究開発業務に携わって来られました。オランダやシンガポールでお仕事をされていた時期もあり、グローバルな視点の重要性も感じてこられたそうです。今日は豊富なご経験をもとに、医薬品を創り患者様にお届けするまでの物語をお話していただきました。講義の途中で中国にいらっしゃる同僚の方とオンラインで繋いでいただき、生徒からの質問を直接受けてくださる場面もありました。勿論、英語でのやり取りです。
先生はお話の最後に、10年後の自分を想像してみることを提案してくださいました。また、この講義が薬の研究開発を知る機会になると同時にグローバルに興味を持つ契機になれば...という思いを伝えてくださいました。私は、今日の講義が、受講した生徒のみなさんにとって「憧れ」になったらいいなぁと思いました。迫田先生、ありがとうございました！
三丘セミナーは本校の特色ある教育活動の一つです。本校には研究開発等に関心の高い生徒がたくさんいます。そんな中、このタイミングで迫田先生の講義を受けることができた意味は非常に大きいと感じています。この講義を受けた生徒の数は150人を超え、三丘セミナー史上最多となりました。
三丘セミナーについては、他のいくつかの講義の紹介もしていきたいと思っています。お楽しみに！
