• トップ
  • 2023年
  • 4月
  • 朝のSHRを生徒が仕切る!見えてきたのはシェアードリーダーシップ

朝のSHRを生徒が仕切る!見えてきたのはシェアードリーダーシップ

三丘生の朝がちょっと変わってきました。1年生(78期生)の新たな取組として、朝のショート・ホームルーム(8時15分から20分に各クラスで行われる連絡会)の生徒による主体的運用が始まっています。学年主任の先生からこの話をきいたので、早速見学に行ってきました。

8時10分に、教室がある3階に上がったら、廊下に担任の先生方が揃っていて、登校してくる生徒たちに声を掛けていました。本校では各学年とも同じような感じですが、これだけ多くの先生方が朝から生徒たちに挨拶をする学校は珍しいと思います。

教室の中を覗いてみると、すでに多くの生徒が自席に座っており、1限目の教科担当の先生がPCの設定をしている教室もありました。何人かの先生方と短い会話をした後、ある教室に入ったところ、予鈴とともに学級代表の2名が教壇に上り、今日の連絡事項を伝え始めました。連絡事項は事前に担任から聴いているとのことでしたが、このクラスの学級代表はそれだけではなく、課題の提出期限など授業関係で共有しておいた方が良い情報の確認も行っていました。

朝のショート・ホームルームは僅か5分間ですが、一日のスタート地点にあたる大事な時間です。クラスによって内容は違うようですが、私が見学したクラスは、連絡事項伝達のあと日直がみんなの前に立って1分間のスピーチをしました。注目していると、この日の日直は"集中して勉強するための方法"について話してくれました。聴いていた生徒はみんな納得顔で、最後には拍手まで起こっていました。

我々大人でも、1分間のスピーチで拍手をもらうのは大変なことです。正直、凄いと思いました。と同時に、こんな雰囲気で一日をスタートできたら楽しいだろうなぁと思いました。優れたリーダーと優れたフォロアーがいて、時に入れ替わりながら全員がリーダーシップを発揮することをシェアードリーダーシップと言います。これは、本校がめざす理想の生徒集団の要素のひとつになっていますが、今朝見た光景は、すでにシェアードリーダーシップが出来上がっている集団のように感じました。あっぱれ1年生!これから先が楽しみです。