びっくりするようなニュースが飛び込んできました。5月26日の校長ブログ「こんな贅沢ある?4人の生徒が刑事裁判傍聴+現職弁護士からレクチャー」でご紹介した話題の続報です。この記事は、日本弁護士連合会が主催する模擬裁判選手権に挑戦することになった4人の1年生が大阪地裁堺支部で実際の刑事裁判を傍聴し、その翌日には現役の検察官(弁護士事務所に出向中)からレクチャーを受けたという内容でした。
その後4人は準備を進め模擬裁判選手権の予選に出場しました。この選手権は、弁護士が作成した架空の刑事事件について高校生が証拠や証言を精査し評価するというものです。予選では、検察官役として被告人質問の実演を行うという課題だったそうです。6月4日(日)に兵庫県弁護士会館で行われたこの予選で4人は見事に被告人の「故意」を証明し高い評価を得ました。その結果なんと、(学校名は書きませんが)全国的にも有名な関西の超難関私立高校や国立大学法人附属高校の3年生チームを破って本選出場を決めてくれました。
高校生になってまだ2か月の1年生です。自分たちの興味を追求したいという熱い思いと真摯な姿勢がこんなにも素晴らしい結果となって返ってきたんだと思います。三丘生の底力を感じました。このことについて、この4人の1年生を指導した本校社会科の先生が記事を書いてくれましたのでご紹介します。臨場感を感じていただければ嬉しいです。
以前ご紹介した1年生4人が6月4日(日)午後より模擬裁判選手権に参加しました。4人は、指定された集合時間の1時間以上前に兵庫県弁護士会館に集まり、想定される刑事事件の内容について事前に打ち合わせをしました。その後、審査の説明がありました。審査の流れは、事件に関わる動画を見た後に、1時間近く作戦会議を行った後に、検察官役として被告人質問の実演を行うというものです。
本番の実演では、たくさんの弁護士の先生に見守られ、4人ともかなり緊張した面持ちでした。今回、質問を中心的に行ったのは1人の生徒でしたが、その他の3人も資料を用意したりしながら見事なチームプレイでした。しっかりと粘り強く、被告人の行動には「故意」があったことを証明することができていたように思います。