招待を受けた先生方から高評価!弦楽合奏団発表会

去年の春、私が三国丘に着任した時びっくりしたことの一つが弦楽合奏団です。今まで勤務した学校にこんなクラブはありませんでした。みんなで弦楽器を弾く姿がカッコよくて、高校生とは思えないくらい大人びて見えました。

まず、三国丘高校の弦楽合奏団についてご紹介しましょう!弦楽合奏団が操る楽器は、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4種類。クラシック音楽の合奏をします。部員数は24人。内訳は、2年生が14人と1年生が10人です。今日の発表会は、1年生にとっての初舞台ですので、内心ドキドキだったんじゃないでしょうか・・・?でも、全くそんな素振りも見せずに堂々と演奏していました。あっぱれ!

 部員たちは事前に先生方に招待状を手渡し、座席も用意して開会を待ちました。9時30分に会議室で始まった発表会には10名を超える先生方や先輩が来て、とてもアットホームな空気の中進行していきました。聴くたびに上手くなる演奏に感心しながら聴いているうちにすべての曲目の演奏が終わり、司会役の部員から感想を求められた先生方は、それぞれに思いを語りました。異口同音に語ったのは部員たちの成長の速さです。日頃の努力が着実にスキルアップに繋がっていることが確認できました。

 最後に指導者の藤原先生からのお話がありました。弦楽器は、管楽器などほかの楽器に比べて難しいこと。演奏する姿勢が定まり体の使い方が上手くなれば、指揮者を観ながら弾く余裕が出てくること・・・などなど専門的なアドバイスが中心でした。藤原先生は本校音楽科で講師の経験もある先生で、長らく弦楽合奏団のご指導をしていただいています。今日も、発表会の後は練習会らしく、毎回ハードなスケジュールですが、先生から吸収すべきことはまだまだたくさんあると思います。堂々とした演奏に逞しさと将来への高い可能性を同時に感じたひと時でした。

 23日の日曜日には「進学フェア」に行ってきました。たくさんの中学生やその保護者のみなさんとお話しする機会がありましたが、高校に入ったらこれまで経験したことのないクラブに入部したいと思っている中学生は多いようです。そんな人たちに、弦楽合奏団はうってつけです。専門の指導者が居てくれて楽器も貸与されます。三国丘高校の弦楽合奏団、みんなで育ててくれたら嬉しいです。