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阪大三丘会で感じたこと!後輩を思う気持ちは三国丘高校の財産です。

 三国丘高校卒業生の繋がりの強さや後輩を思う心の温かさを実感する機会をいただきました。今まさに三国丘高校生(三丘生)をあずかる身として、こんなに心強いことはありません。私が参加させていただいたのは、阪大三丘会。三国丘高校を卒業して大阪大学に進学したみなさんの同窓会です。

 9月30日(土)に大阪大学理学部で開催された阪大三丘会は、コロナ後初の開催で、この日は、学校から参加した教員3名を含む21名が参加しました。

 開会の前に、理学部の見学ツアーを企画していただき、マチカネワニ(1964年、大阪大学理学部周辺の約45万年前の地層から骨格化石が発見された超大型のワニ)の骨格のレプリカを見せていただいたり、玄関ホールに展示されている「フーコーの振り子」を見せていただいたりしました。私はただただそのスケールの大きさに驚くばかりでしたが、一緒に行った物理の先生の目が輝いていたのが印象的でした。

 その後、理学部の教室に移動して会が始まりました。ご参加のみなさんの中には大阪大学で教鞭をとっておられる先生方や研究者、大阪大学医学部付属病院長もつとめられた著名な教授もいらっしゃいました。そんな中に、昨年度大阪大学に進学した1年生(75期生)も含まれていたのですが、会が進むにつれ、大先輩たちが後輩をとても大事にしているということを実感できるシーンがいくつもありました。一人ずつ短いスピーチがあったのですが、そのほとんどに後輩たちへのエールが含まれていたのです。厳しい助言もありましたが、心が芯から温まるような気がしました。

 若い卒業生は何気ない気持ちでこの会に参加したのかも知れませんが、こんなにも温かい会が存在すること自体が奇跡であることを自覚したのではないでしょうか。大学入学と同時にこんなにも大事にしてくれる先輩(中には先生にあたる教授もたくさんおられます)がいる高校はそうそう無いものです。三国丘高校の卒業生は、ほんとに幸せだと思いました。

 話は変わりますが、昨日の日曜日、大阪市内で開催された、ある合同学校説明会に参加してきました。5時間で60人近い中学生及びその保護者と対面でお話しましたが、その時にも、何人かには阪大三丘会の話をさせていただきました。三国丘高校の校風がそのまま表現されたようなこの会は、本校の財産だと思います。阪大三丘会と同じような会は、多分他にもたくさんあるのだと思っています。

 中学生のみなさんが、そんなところ(そんな財産があるということ)まで考えて高校を選ぶとは思いませんが、卒業後に「あぁ、この高校に進んで良かった」としみじみ思えるような高校を選んでほしと心からそう思います。こんなに素晴らしい経験をさせていただいた阪大三丘会の皆様に感謝感謝です!