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【投稿記事】こんなことがあるんです! 探究活動物理班が特別に大阪大学研究室訪問

 2年生CSⅡ(探究)のある班が、大阪大学基礎工学部研究室を訪問しました。担当の理科(物理)尾﨑先生から校長ブログに投稿をいただきましたのでご紹介します。原文のままです。

大阪大学基礎工学部研究室訪問

 10月31日(火)に2年生の探究活動物理『高校生でもできる水の流れの可視化』班が大阪大学に研究室訪問に行きました。

 今回訪れたのは後藤研究室(非線形力学領域機能創成専攻流体力学グループ)です。実は今年度本校に教育実習に来た先生がこの研究室の所属で、その縁もあり研究設備などを見せてもらえることとなりました。

 まず初めに本校で行っている研究の説明をして、教授や大学院生に指導助言をいただきました。流体を可視化するにはトレーサー粒子というものが必要で、トレーサー粒子として使いやすいのはできるだけ小さくて、水の密度と同程度の物質だということを教えてもらいました。

 次に、研究設備を見せてもらいました。水の流れを作った水槽にトレーサー粒子を入れて、レーザー光を照射して実際に水の流れを可視化したものも見ることができました。また、可視化した流れを撮影して情報として処理する方法も教えていただき、最後には高校生の質問にもたくさん答えていただき、高校生レベルでも水の流れを可視化できるアイデアもいくつかいただくことができました。

 高校物理で流体力学を扱うのは非常に難しく研究に苦労をしていましたが、今回の研究室訪問で実際に可視化している様子を見ることができ、様々なアドバイスもいただいたことで今後の研究方針が定まりました。本校では今年度よりCSⅡの授業が2時間になり、授業内で研究室訪問に行くことができるようになりました。専門の教授などに指導助言をいただくことで研究方針が明確化されるため、今後もCSⅡの授業でこのような研究室訪問が広がっていけばいいなと感じました。

最後に、気さくに高校生の意見を聞いてアドバイスをくださった後藤先生、また、研究室の大学生の皆様、ありがとうございました。

中学生のみなさん、こんなことができるのは三国丘高校に来るメリットだと思います。校長として私からも、受け入れてくださった大阪大学の後藤教授や大学院生、本校卒業の学生に心から感謝申しあげます。 貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。