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生徒会執行部がめざす学校像〈78期生学年通信「燈火」から〉

 現生徒会長が選挙公約とし執行部が総力を挙げて成功に導いた「三丘祭」のことはこのブログで何度もご紹介してきましたので、みなさんよくご存じだと思います。その生徒会長が学年通信「燈火」(これは担任団が発行しているものです)に寄稿し本日(4月24日)付けで2年生全員と教職員に向けて発行されました。PDFを用意しましたので、みなさん是非読んでみてください。ペーパーにすればB51枚の短い文章ですのでそんなに長い時間はかからないと思います。

学年通信「燈火」第37号〈三丘祭〉.pdf

 この学年通信の中で私が一番びっくりしたのは最後の段落に書かれている生徒会執行部の目標です。そこにはこう書かれていました。

 「誰かに気を遣いすぎず、自分がしたいと思ったことを素直にできる学校」をめざしていきます。

 前段には今回の三丘祭をやり遂げるまでの努力や成果が書いてありますので、それと合わせて読むと感動を覚えます。私もこんな学校をめざしたいと思えます。何かを思いついても誰かの顔色を窺って自分の意見も表明できないような集団では満足度の高い高校生活は送れません。みんなの心に少しのゆとりを持って豊かな発想を活かそうという心構えがなければ集団の成長は望めません。学校が活性化するということは生徒会活動だけではなく教科学習や探究活動にも好影響を与えてくれます。会長が挙げてくれた"めざす学校像"を追求した先にあるのは「高校時代に経験すべきことをしっかり経験した上で希望進路を実現する満足度の高い学校」だと思いました。

 今回このブログを書いたもう一つの理由は、PDFでお示しした学年通信が生徒会長の投稿だけで構成されているということです。学年通信は多くの学校で発行されていると思いますが、生徒の文章だけで発行することは極めて稀だと思います。そこに、生徒の活動を大事にする学年団の先生方の思いを読み取りました。高校生が成長するには時に生徒と教員の阿吽の呼吸が必要です。それは多くの教員が実感していることだと思いますが、今回の学年通信はまさにこの阿吽の呼吸そのものだと思いました。

 最後に中学生のみなさんにひと言。高校生活の自由度やその反面にある責任感は中学校と比べ物にならないほど大きいです。しかし、これを存分に経験することで大きく成長します。4月19日にアップしたブログ『3年学年集会 進路指導主事から「合格のカギ」を伝授』にもかかせていただきましたが、悔いのない高校生活を送った生徒ほど志望する大学に合格しています。中学生のみなさん「自分がしたいこと」は何ですか?大事な大事な高校3年間です。是非、自分がしたいことができる高校を選んでほしいと思います。