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令和6年度新入生アンケート結果分析② 三国丘高校を受験した動機は?

 令和6年度新入生アンケート結果分析①では、第一志望率が極めて高かったこと(93.3%)や受験を決めた時期が早いこと(中3の夏までに55.5%)を報告しました。その上で、こんな結果が出るのは、三国丘高校に魅力を感じてくれている中学生が多いということだと分析したところです。

 この流れを受けて、結果分析②では、その魅力とは何なのか...?という問いに挑みます。その材料になるのが「三国丘高校を受験した動機を教えてください」という質問です。"動機"の中に"魅力"が隠れています。次の表をご覧ください。

回答

人数

校風が自分に合っていると思ったから

163

54.2

難関国公立大学への合格者がたくさん出ているから

140

46.5

電車での通学が便利だから

123

40.9

学校行事が楽しそうだったから

118

39.2

塾の先生に強く勧められたから

115

38.2

自分の行きたい大学に多くの合格者が出ているから

72

23.9

学校説明会などで接してくれた生徒(先輩)の印象が良かったから

72

23.9

頑張りたい部活動があったから

67

22.3

NASA海外研修に参加してみたかったから

65

21.6

家から自転車で通学できるから

59

19.6

SSHの活動に参加してみたかったから

53

17.6

オーストラリア海外研修に参加してみたかったから

42

14.0

保護者に強く勧められたから

39

13.0

地元の伝統校として以前から憧れがあったから

37

12.3

SGHの活動に参加してみたかったから

33

11.0

理科系や文科系の探究活動に参加してみたかったから

33

11.0

 複数回答可なので、割合(%)を合計すると100を超えますが、その分、回答者が自分の気持ちに正直に答えることができていると考えます。まず気づくのは、「校風」を評価した答えが半数を超えているということです。学校説明会等で私や教頭、首席などが強調しているのは「自主自立」です。「自主自律」ではなく「自主自立」。自分を律するのではなく、もっと上位の概念、即ち「自立する」ということを求めているという説明です。具体例を挙げれば生徒会選挙です。中学校や他の高校では、所謂生徒会役員選挙(会長、副会長以下役員を選挙で選ぶ)をしていると思いますが、三国丘は違います。アメリカ大統領選挙と同じように、選ぶのは生徒会長のみです。副会長以下の役員は、当選した会長が委嘱します。会長は選挙演説の中で公約を発表し、当選後はその実現に全力で努力します。今期の生徒会長の公約は「三丘祭というイベントを新たに立上げ、部活動や有志の発表の場とする」ということでしたが、このブログでもご報告したとおり、見事にやってのけました。これが「自主自立」です。先進文化の街"堺"で育てられた三国丘高校の校風を評価して志願してくれる中学生が半数以上いてくれることは、この上ない喜びです。

 大学合格実績について高く評価してもらっているのも嬉しいことです。これが本校の"魅力"の一つになっていると思うからです。「難関国公立大学への合格者がたくさん出ているから」と答えた新入生の割合は全体の46.5%に上ります。直近の大学入試結果を言うと、"5大学"と呼ばれる難関大学(東大・京大・阪大・神戸大・大阪公大)に合格した人数は162人。その内、現役は124人です。他の進学校に比べて現役合格率が高いというのも三国丘高校の特長です。

 さらに嬉しいのは、本校の取組がしっかりと理解されているということです。その様子が数字として表れています。「学校行事が楽しそうだったから(39.2%)」「頑張りたい部活動があったから(22.3%)」「NASA海外研修に参加してみたかったから(21.6%)」「SSHの活動に参加してみたかったから(17.6%)」「オーストラリア海外研修に参加してみたかったから(14.0%)」「SGHの活動に参加してみたかったから(11.0%)」「理科系や文科系の探究活動に参加してみたかったから(11.0%)」がこれにあたります。どれも魅力的な取組だと思いますが、三国丘高校の特色は、単発の行事ではなく、生徒育成の観点で繋がっているということです。例えば、NASAやオーストラリアで刺激を受けたことが希望進路の方向性をより鋭くさせ、希望進路を実現したという卒業生がたくさんいます。探究活動で大事にしているシェアードリーダーシップという考え方が生徒会活動や学校行事に活かされているという面が強いです。こんな風に、三国丘高校の教育は一貫した考え方のもとで生徒を中心に展開されているということを理解していただけたら、三国丘高校の魅力がもっとはっきりと浮かび上がってくると思います。

 最後に、塾の先生や保護者に勧められて受験を決めたという生徒が相当数いるということに注目したいと思います。春から秋にかけて、学習塾が主催する学校説明会に呼んでいただくことが多くなってきました。こういった機会は、多くの中学生や保護者の皆様に三国丘高校のことを知っていただく絶好の機会だと捉えています。これから先も、お声掛けをいただければ説明に行かせていただきたいと考えています。先日もある学習塾の説明会であったことなのですが、説明会でプレゼンテーションをさせていただくととても熱心に聴いていただけます。その上で質問をいただくことも多くなってきました。そんな時、いつも私が言わせてもらうのは「学校にお越しください」ということです。学校が通常に動いている日が多いと思うので、十分な時間を取れるかは不安ですが、事前にご連絡をいただければ最大限の努力をして案内させていただきます。生徒の様子を見てもらうのが何よりだと思っています。それを証明してくれているのが「学校説明会などで接してくれた生徒(先輩)の印象が良かったから(23.9%)」です。一昨年度から学校説明会の形式を一新し、案内も説明もすべて生徒が対応することとしました。今年度も11月16日(土)に開催しますので、本校ホームページをチェックしておいてください。

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