「俺、阪大に行くねん」って言ったところで、キャンパスがどこにあるのかも知らないようでは夢物語です。「私、京大めざしてるねん」と言ったところで、どんな学部があるのかさえ知らなかったら、何の意味もありません。どんなことでも同じですが、人間って、憧れを持たないとなかなか前に進めないものです。目標とする大学を決めるのも同じことです。世間の評判とか、ネームバリューとか、学費の安さとか...そんなことで何となく○○大学が良いなぁなんて言っているうちは、勉強にも気持ちが入りません。ましてや1年生だと、大学受験なんてまだまだ先のこと...と本気で考えることすら難しいのが現状でしょう。
そんな現状に風穴をあけたのが1年生(79期生)の進路指導です。夏休みを利用して大学を訪問させ、そのレポートをもとにポスターを作らせました。しかも、それを掲示してコンクールまでしようというのです。ポスターを作らせるまでの取組は他校でもきいたことがありますが、大々的に貼り出してコンクールまでするのは珍しいことです。「どうして、コンクールまでしようと思ったんですか?」と担当の先生に訊いたところ「コンクールにしたら、他の生徒の作品もじっくり見るでしょ。そうしたら、すべての生徒がいろんな大学の特徴を知ることになるんですよ」と教えてくれました。なるほど!と感心したので、早速、ポスターが掲示してある廊下に行ってきました。こんな感じです。
中には、そのまま、学生募集のポスターとして使えそうなほど完成度の高いものもありましたし、実際にキャンパスに行った人しか書けないようなエピソードを書いてあるものもありました。投票で優勝から第3位まで決めるということですので、私も投票しました。結果に影響してはいけないので、私がどのポスターに投票したかは書きませんが、このブログをご覧のみなさんに、ポスターをもう少し間近に見てもらうため、アップの写真をお見せします。どうぞ!
いかがですか?さすがは三丘生!力作揃いです。この取組を通じて、79期生が一人でも多く、大学生になった自分を想像することができれば、こんなに素晴らしいことはありません。