これだけ活発に活動している天文部がある高校は少ないので、天文部は今や三国丘高校の看板と言っても良い存在になりました。ブログで先日来お伝えしていたNASA研修や天文部に魅力を感じて本校を志願してくれる中学生が増えている気がしているのは、私だけではないと思っています。
その天文部が、3月初旬に行った部活動合宿についてレポートしてくれました。ご覧ください。
天文部は3月1日から3月3日にかけて、京都の「丹後海と星の見える丘公園」にて合宿を行いました。 宿泊地に到着すると辺り一面雪が積もっており、天文部員達は雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりなど、大阪ではあまり見られない環境を楽しみました。また、夜の観測場所を決めるために施設内の散策なども行いました。
夜になると、やはり、街明かりから離れた山の上で見上げる星空は圧巻でした。 辺りが暗くなり始めると金星や木星、火星といった惑星などが見え始め、南の空には一面に冬の星座が広がりました。 しかし観測を始めて1時間ほどが経ったころ、雲がかかり始めてしまいました。 ですが、たまに雲の隙間から星たちが顔をのぞかせるため、その時に急いで観測を始めた事もまた楽しかったです。 星が見えない時の過ごし方は様々で、マットに仰向けになってぼっーとする人もいれば、次の観測の準備をする人もいました。 天候の影響もあり、天体観測は23時頃には終了となってしまいましたが、宿舎に帰ったあとも、天文部員達は、自分なりの過ごし方で夜を楽しんだことと思います。
2日目の昼間には、レクリエーションを行いました。なんでもバスケットやジェスチャーゲームなどのゲームにみんなが熱中し、楽しんでいました。また、その後は、施設内にあったピアノやギターを使って演奏会をしたり、雑談をしたりと各々が楽しく時間を過ごしました。そこでは、天文部員達の意外な一面を見ることができました。 夜は雨が降ってしまったので、室内で天文部が最近購入した新しい機材について部員同士で教え合いをしました。みんなが積極的にわからないところを質問したり、機材を動かすのに挑戦したりしていた姿がとても素晴らしかったです。
3日目は学校に帰るだけでしたが、学校に到着したあとも前日の夜に学んだ機材について復習をしたり、合宿の振り返りをしたり、最後まで天文部としての活動をしっかりとすることができました。 合宿を通じて、天文に関する事はもちろん、部員同士の絆もより一層強いものになったと思います。あいにく天候には見舞われませんでしたが、それでも天文部員達は、様々なやり方でその一瞬一瞬を楽しんでいました。そのような姿がとても感じられる、素晴らしい合宿だったと思います。 今回の合宿で得た知識、技術、そして絆を今後の天文部の活動に繋げていくことで一段と良い部活になると思います。(令和7年度天文部部長)
きれいな星空の写真や楽しそうな部員たちの様子は、次のブログでお送りします。お楽しみに!