お待ちかねの続報が届きました。まずは、現地(引率教員)から送られたレポートを読んでください。
オーストラリア研修 5日目 本日は、午前中に大学で英語の授業を受けた後、午後1時からハーディング法律事務所の代表弁護士であるハーディング裕子先生による講演が行われました。先生は20年以上オーストラリアに在住し、弁護士として活躍されている方です。本日の講演は、英語と日本語を交えて進められました。 (1)ハーディング先生のキャリア まず、ハーディング先生のこれまでの歩みについてお話がありました。先生は兵庫県出身で、学生時代はピアニストを目指していたそうです。しかし、その道を再考し、大学では英語を中心に学び、大学卒業後にスウェーデンへ移住し、日本人向けのガイド業などに従事されました。その後、プライベートな理由でオーストラリアへ移住。学生ビザを取得し、オーストラリア人に日本語を教えながら学業に励まれました。さらに、現地でオーストラリア人と結婚され、新たな人生をスタートされました。より高い目標に挑戦するため、クイーンズランド州のロースクールへ進学。当初は法律英語の難しさに苦労されたそうですが、1日10時間以上の勉強を3年間続け、見事に卒業し、オーストラリアで弁護士資格を取得されました。その後、オーストラリアの法律事務所で9年間勤務し、日本人のクライアントが増えたことを機に独立。「人生なんて、やればできる」という信念のもと、オーストラリアで22年間弁護士として活躍されてきました。 (2)「信頼できる自分」をつくるための4つのポイント ハーディング先生は、自分を信じる力を養うための4つのポイントを紹介してくださいました。 ①目の前のことに没頭する 一生懸命取り組んできた経験は、必ず活きる。 ②劣等感を持つことは悪いことではない 劣等感は成長の原動力になる。学び続けることで克服できる。 ③年齢は関係ない 日本では年齢による制約が多いが、オーストラリアでは何歳からでも学ぶことができる。 ④失敗を繰り返しながら成長する 失敗を重ねることで経験が積み重なり、自信につながる。 先生ご自身も、多くの経験と失敗を乗り越えながら「自分は大丈夫」と思えるようになったそうです。また、日本人は謙遜する文化がある一方で、オーストラリアでは自信を持って自分をアピールすることが重要であるとも話されました。ホームステイ先でも無理に自分を飾る必要はありませんが、自信を持つ姿勢が評価されることを意識した方が良いとのことです。 研修を通じて オーストラリアでの研修を通じて、異なる文化や価値観に触れることは貴重な経験となると思います。今回の講演からも、挑戦することの大切さを学ぶことができました。この研修が、生徒たちにとって新たな視野を広げる機会となることを願っています。
6日目は午前中はグリフィス大学内で英語の授業を受けました。午後はトリニティカレッジという現地校を訪問しました。トリニティカレッジは最先端のstem教育にも力を入れている学校です。本校生徒たちは、現地の同い年くらいの生徒たちに案内され一緒にご飯を食べたり授業を受けたりしました。
オーストラリアまで行くのですから、ただ楽しいだけではダメですよね。そんなこと百も承知で、覚悟を決めて参加した三丘生です。毎日受ける刺激に目の輝きが増しているような気がします。
学校では、21日(金)に80期生の合格発表があり、25日(火)には合格者登校もありました。4月7日(月)にはいよいよ入学式です。今年も、三丘生の先輩たちに憧れて入学してくれる人たちがたくさんいます。つい先日まで中学校に通っていたその人たちの目線の先にあったのは、間違いなく、上の写真で微笑んでいる三丘生たちの目の輝きです。これこそ、三国丘高校にしかできない伝統だと感じます。経験は人を創ります。逞しくなって帰ってきた三丘生に会えるのを楽しみにしています。