みなさん! この生き物の名前を知ってますか?
答えは、軟体動物のアメフラシだそうです。どこが口で、どこが目なのか...それとも、目も口もないのか、私には全く見当もつきません。が、もし、磯でこんな生き物を見つけたら、めちゃくちゃ興奮するだろうなぁと思います。なんか、磯の香りがしてきたような気がします。
三国丘高校では、SSHの取組のひとつ(体感校外学習)として、毎年、磯観察を行っています。今年は、4月29日に行われました。担当の生物科の先生から投稿していただきましたので、写真とともにご覧ください。
「SSH体感校外学習(生物)の取り組みで、和歌山市加太へ磯観察に行ってきました。今回の参加生徒は29名と例年より多く、大盛り上がりでした。カニやウニ、ヒトデ、イソギンチャクなど磯ならではの生物をたくさん観察することできました。
特に今年はアメフラシ(写真の生物、軟体動物、貝などの仲間)が多くおり、アメフラシは刺激すると、体から鮮やかな紫の液体を出すのですが、生徒たちはそれを実際に体験し、大はしゃぎでした。磯観察の最後には、集めた生物について大阪大学の古屋教授に解説をしていただき、生徒たちもそれを興味深々に聞いていました。楽しく生物について学ぶことのできた良い機会になったと思います。」
文中にもあるように、磯観察には、毎年、大阪大学教授の古屋先生が来てくださいます。磯で生徒たちが集めてきた生き物を、その場で解説していただくという超超超贅沢な時間を設けています。磯観察はいろんな学校で行われていると思いますが、現地で大阪大学教授に解説していただけるのは、間違いなく三国丘高校だけです。古屋先生は、本校SSH運営指導委員もお引き受けいただいている先生です。
参加生徒数が増えているというのも嬉しいことです。近年、本校の理系クラブの活躍は目覚ましく、生物部もその一角を担っています。この記事を読んでくれた中学生が、生物部に憧れて三国丘高校をめざしてくれたらいいなぁと思っています。生物部のみなさん、11月8日(土)の学校説明会の際、いろんな動物や植物を中学生が観察(体感)できるような工夫をしてみてはどうでしょう?楽しみにしています。