これまで校長ブログでも取り上げてきた、高校生万博チームの 濱元さんと竹内さん(いずれも2年生)が今朝(7月2日)の読売新聞朝刊で紹介されました。
記事を読んで、私が、三丘生らしいなぁと感心したのは、将来自分が本当にしたいことが明確になっている点です。竹内さんが高校生万博チームに応募した動機について語っている箇所には「生きる意義を考え、人のために何かできたらいいなと思った」と書いています。また、将来の夢について「国連職員になって紛争地域で人道支援に携わりたい」とも語っています。
折に触れ「志望大学への合格が人生のゴールではない。どのようにして人の役に立つのか...その答えを導き出すこと(=アイデンティティの確立)が青年期の目的だと言い続けてきたことが、少しでも役に立っていれば嬉しいなぁと思いました。
濱元さんは、捨てられる運命にあるお菓子の包装フィルムを使って、ブックカバーやパスケースを作っています。作品(完成品)を見せてもらったことがありますが、デザインが斬新でとても可愛いものばかりでした。何気なく捨てられているものに着目して再生する...それだけではなくSDGsへの関心を喚起し社会の役に立てるというのは、まさに三国丘高校のSGHがチャレンジしてきたビジネスプランの考え方そのものです。
三丘生らしい二人が、世間から注目されていることは、とても嬉しいことです。中学生にとっても絶好のロールモデルだと思います。ますますの活躍を祈念しています。