探究の授業(CSⅡ)で企業や研究室とコラボしたり、三丘セミナーで超有名な先生の講義を用意したり...三国丘高校は、生徒に「ホンモノ」を体験させることで有名ですが、なんと今回は、りそな銀行が来てくれました。最初にこの話を聞いたとき「ほんまかいな?」と思いましたが、ホンマでした。...ということで、授業見学に行ってきました。
メインで講師をつとめてくださったのは、りそなアセットマネジメント未来資産形成ラボ所長の 南川 久 さんです。私などの素人にはそのありがたみがわかっていないのでしょうが、斯界の人から見れば、それこそ「ほんまかいな?」と目を疑うような贅沢な授業だと思います。この授業を受けた生徒も、卒業してから、あの授業は凄いことだったんだなぁ...としみじみ思い出すかもしれません。
授業のテーマは「あなたのお金が世界を変える~投資で広がる経済のつながり~」です。これだけ読んでもワクワクしますが、最新のデータを使ったわかりやすい解説で、グループワークもリアルな課題でした。投資のイメージを問う質問を導入とし、株式会社のしくみや株価変動のメカニズム、金融商品のリスクとリターンや分散投資のお話などなど、とても専門性の高い内容を平易な言葉でわかりやすく解説してくださいました。教室に濃厚な時間が流れている...そんな感じでした。大変失礼な言い方ですが、授業としてここまで仕上げるには相当の時間と労力が必要だったと思います。もし、こんな授業が1年間できたとしたら、生徒による授業アンケートでも、かなり上位に食い込みそうな感じでした。
その上、さらに贅沢なのは、グループワークをサポートしてくれるスタッフです。5人も来ていただいて助言をいただきました。いずれも第一線で活躍されている幹部の皆様だと思います。外食産業2社を比較してどちらに投資するかという、とてもリアルな課題に悪戦苦闘しているグループに寄り添い、考え方のヒントをくれました。短い動画を用意しましたので、ご覧ください。