「将来は何になりたいの?」と訊いたら、1人が医師、2人が研究者と答えてくれました。「物理は好き?」と訊いたら、即座に「はい」と返事がありました。タイトルで大風呂敷を広げたように思っている人がいるかもしれませんが、これは、夢でも何でもないんです。もしかしたら、彼らが、未来の人類を救う大発明をするかもしれません。私の直感は、結構当たるんです!
物理オリンピックではどんな風に競うのか...と訊いたところ、驚きの答が返ってきました。競技は2日間。1日目は実験を5時間、2日目はペーパーテストを5時間だそうです。そりゃ、物理が好きじゃなければチャレンジすることさえできないと納得しました。
「東大に行ったら?」と訊いたら、一人が答えてくれました。「京大を受けます。ある先生のもとで学びたいんです」。今の時期の全国の高校生の中で、この答えを返せるのは何人でしょうか?ほとんどいないと思います。まさにアイデンティティの確立。なりたい自分像がはっきり見えている証拠です。
ちょっとはにかんだような表情が素敵な三人組でした。